ザギ M91

From Wikipedia, the free encyclopedia

製造国 クロアチアの旗 クロアチア
口径 9 mm[1]
銃身長 225 mm[1]
ライフリング 4条右回り[1]
ザギ M91
概要
製造国 クロアチアの旗 クロアチア
性能
口径 9 mm[1]
銃身長 225 mm[1]
ライフリング 4条右回り[1]
使用弾薬 9x19mmパラベラム弾[1]
装弾数 32発[1]
全長 565 mm(ストック短縮時)[1]
850 mm(ストック展開時)[1]
重量 3.15 kg[1]
発射速度 650 発/分[1]
テンプレートを表示

ザギ M91英語: Zagi M91)は、ユーゴスラビア紛争中にクロアチアで開発された短機関銃[1][2][3]。名称の「ザギ」は、クロアチアのザグレブ1987年に開催された夏季ユニバーシアード大会のマスコットキャラクターであるリスの名に由来する[3]

1991年に始まったユーゴスラビア紛争において、クロアチアはユーゴスラビアからの独立を図り、4年以上に及ぶクロアチア紛争を戦った[3]。紛争中、武器の不足したクロアチアではアグラム 2000プレター M91ソキャックP-1アルカ M93などといった様々な形式の短機関銃が開発されたが、本銃もそうした戦時急造銃の一つである[4][2][5]

製造はザグレブのリカヴェルト工場(第一クロアチア兵器工場との別称もある)で1991年から行われた[2][3]

設計

生産性を重視した単純な設計の短機関銃で、トリガーシステムなどの内部機構はイギリスが第二次世界大戦中に開発したステン短機関銃から影響を受けている[2][3]。また、グリップやロアフレームはポリマー製で、形状はドイツのH&K MP5短機関銃の影響がみられる[2][3]

作動方式はブローバックで、撃発機構はオープンボルト方式を採用している[1][3]。発射モードはセレクターレバーの切換によりフルオート射撃とセミオート射撃を切り替えることができた[1]。使用弾薬は9x19mmパラベラム弾で、32発入りの箱型弾倉を使用した[1]

ストックは伸縮式で、使用しない場合は小さく格納することができたが、肩当ての位置が高すぎるという設計上のミスがあり、構えた場合に照準器を覗くことができないという問題を抱えていた[1]

放熱孔付きのバレルジャケットを装着した通常型のほか、サプレッサーを装着した消音型も存在する[1][2][6]

運用

最終的な製造数は判然としていないが、1991年中だけでも約2,000丁が製造された[2][3]。クロアチアで使用されたものの、より近代的な兵器の配備が進むにつれて早々に交換されてゆき、のちにボスニアへ軍事支援として送られた[2]

脚注

参考文献

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI