シガトキシン
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| 物質名 | |
|---|---|
別名 Ciguatoxin, ciguatoxin 1 | |
| 識別情報 | |
PubChem CID |
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日化辞番号 |
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| 性質 | |
| C60H86O19 | |
| モル質量 | 1111.33 g·mol−1 |
| 危険性 | |
| 致死量または濃度 (LD, LC) | |
半数致死量 LD50 |
11 mg/kg(ラット、静注) 530 mg/kg(マウス、経口) 250 ng/kg(マウス、腹腔) |
| 出典 | |
| LD50; ラット (i.v.),[1] マウス (p.o.,[2] i.p.[3]) [4] | |
シガトキシン (ciguatoxin) はシガテラ食中毒の原因物質のひとつ。非常に強い神経毒。ある種の藻類(有毒渦鞭毛藻)がつくり、魚類に蓄積される[5]。ポリケチド経路によって生合成され、中員環を含む多数のエーテル環が連結した特異な構造を持つ。シガトキシン (CTX) には数多くの類縁体が存在するが、一般的にシガトキシンとはCTX1Bを指す。
→「シガテラ」を参照
毒性は、ナトリウムチャネルのサイト4に結合し、フグ毒テトロドトキシンとは逆にナトリウム透過性を高めることにより発現すると推測されている。脱分極の結果、まひ、心収縮、聴覚や温度感覚の変化が起こる。シガトキシンは血液脳関門を通過しないため、末梢神経系で作用する。
主な症状は、ドライアイスセンセーション(温度感覚の異常)、掻痒、四肢の痛み、筋肉痛、関節痛、下痢、嘔吐、頭痛、めまい、脱力、排尿障害などである[6]。
毒素汚染食品を簡単に検出するためのに、「2種のモノクローナル抗体を組み合わせ、M環部に水酸基を有するシガトキシン類を特異的に検出できる測定キット」が科学技術振興事業団、東北大学らの研究グループにより開発された[7]。
単離と命名
全合成
類縁体
| 名称 | 構造式 | CAS | PubChem | 分子式 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|
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11050-21-8 | CID 5311333 - PubChem | C60H86O19 | ||
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142185-85-1 | CID 6441260 - PubChem | C60H86O18 | CTX3のジアステレオマー(52位エピマー) | |
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139341-09-6 | CID 6444399 - PubChem | C60H86O18 | CTX2のジアステレオマー(52位エピマー) | |
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148471-85-6 | CID 6442245 - PubChem | C57H82O16 | シガトキシンの中では極性が低く、毒性も相対的に劣っている | |
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C57H82O17 | ||||
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C60H84O16[13] | CTX4Bのジアステレオマー | |||
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123676-76-6 66231-73-0 |
CID 6450530 - PubChem | C60H84O16 | CTX4Aのジアステレオマー[14] | |
|
136252-00-1 |
