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シックスナイン

オーラルセックスの一種 From Wikipedia, the free encyclopedia

シックスナイン(69、英語: sixty-nine)とは、2人のパートナーが互いに頭と足を逆の向きにし、同時に相互の性器や肛門へ口唇刺激(オーラルセックス)を行う性行為の体位の一種である。

シックスナインの体位で行う相互オーラルセックスの例。
左: 異性愛カップル, 中央: レズビアンカップル, 右: ゲイカップル
フェリシアン・ロップスが描くところのシックスナイン
歌川国貞の春画に描かれたシックスナイン(アムステルダム国立美術館蔵)

概説

数字の「69」の形になぞらえて命名された。日本の伝統的な体位分類(四十八手など)や古風な表現においては、姿勢や上下関係によって以下のような名称で呼ばれる。

二つ巴(ふたつどもえ):男女がともに横向き(側位)で向かい合って行う状態。

椋鳥(むくどり):男性が上、女性が下になって行う状態。互いについばみ合う様子に由来する。

さかさ椋鳥 / 花見車(はなみぐるま):女性が上、男性が下になって行う状態。「花見車」は京都などで用いられた雅称であり、牛車(体位)と咲き誇る花(女性器)に見立てた風流な表現とされる[1]。

方法

​パートナーとのコミュニケーションにおいて体勢を選択する際は、互いの体格差や身長差に応じ、身体的負担の少ない姿勢を選ぶことが重要となる。

​男性が上になる体勢(正常位など)は、男女間に体格差が大きい場合、女性側に過度な体重がかかり圧迫感や息苦しさを与える要因となるため、体格差のあるカップルでは配慮が必要とされる。一方、女性が上になる体勢(騎乗位など)では、下に位置する男性側が頭部や上半身を持ち上げた状態を維持することが多く、首や肩の疲労につながりやすい。

​こうした双方の負担を軽減し、リラックスした状態で実行できる体勢として、両者が横向きに寝そべって行う「二つ巴(添い寝型・側位)」が挙げられる。互いに横向きで添い寝をする体勢は安定性が高く、姿勢の維持に伴う体力の消耗や圧迫感を最小限に抑えることができる。

歴史

「互いが同時に口交を行うこと」は英語圏ではフランス語のsoixante-neuf(69)という数字の形をもとに婉曲的に表現された。「soixante-neuf」という用語の起源は、1790年のフランスで出版された『娼婦達のカテキズム』というテロワーニュ・ド・メリクールが書いた[2]文章にまでしか遡れない[3]。インドのカーマ・スートラでは、シックスナインのことを、「カラスの性交」('congress of a crow'.)と表現している。[4]

インターネット・ミーム

性交体位の「シックスナイン(69)」にちなんだ数字の「69」は、インターネット・ミーム(インターネットスラング)として定着している。ネット上で「69」という数字が現れると、ユーザーたちが「ナイス(Nice)」とコメントを返すのが定番の反応となっている。

これは、性交体位への言及が意図的であることを皮肉を込めてほのめかすという意味である。こうしたミームとの関連性から、オンラインコミュニティでは「69」が「セックスナンバー(Sex number)」として知られる。[5] これは、大麻カルチャーにおいて「420」という数字が、「大麻のナンバー(weed number)」の象徴として扱われる現象に似ている。

脚注

関連項目

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