シマタレクチベラ

From Wikipedia, the free encyclopedia

シマタレクチベラ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: ベラ目 Labriformes
: ベラ科 Labridae
: タレクチベラ属 Hemigymnus
: シマタレクチベラ H. fasciatus
学名
Hemigymnus fasciatus
(Bloch, 1792)
シノニム[2]
  • Labrus fasciatus Bloch, 1792
  • Halichoeres fasciatus (Bloch, 1792)
英名
Barred thicklip
barred thicklip wrasse

シマタレクチベラ(学名:Hemigymnus fasciatus)は、ベラ科に分類される魚類の一種。インド太平洋に分布し、サンゴ礁岩礁に生息する。唇が厚く、体には白色の横帯が入る。

1792年にドイツ博物学者であるマルクス・エリエゼル・ブロッホによって、Labrus fasciatus として記載され、タイプ産地は日本であった[3]。属名は「部分的に裸の」を意味し、頬にあるごく小さな鱗を示している。種小名は「縞のある」を意味し、白色の横帯を示している[4]

分布

西は紅海およびアフリカ大陸東岸から東はポリネシアまで、南はニューカレドニアから北は南日本まで、インド太平洋熱帯および亜熱帯海域に広く分布する[1][5][6]。日本では伊豆・小笠原諸島和歌山県以南の太平洋岸、琉球列島に分布する[7]。水深25m以浅のサンゴ礁の礫地、砂地、サンゴ域に生息する[8]岩礁にも生息し、幼魚はサンゴや岩の間に生息する[7]

形態

中型の魚類で、全長30cmから[9][10]、50cmに達する[11]。体は側扁した紡錘形で、頭部は大きく、唇は厚い[7]。背鰭は9棘と10-11軟条から、臀鰭は3棘と11軟条から成る。唇は成長とともに厚くなる[2]。体色は成長に伴って変化する。幼魚は緑褐色の地に、6本の黄色の横帯が入る。成魚は4本の白い横帯が入り、頭部の模様は緑と橙色である[7]

成長に伴う体色変化

生態

単独または小さな群れで生活する。甲殻類軟体動物蠕虫棘皮動物など、底生の小型無脊椎動物を捕食する[12]。砂ごと獲物を吸い込み、鰓から砂だけを排出する。繁殖形態は卵生であり、繁殖期ごとに別の個体とペアになる[2]

人との関わり

国際自然保護連合レッドリストでは低危険種に指定されている。観賞魚として飼育されることもある[1]。日本では沖縄県刺し網スピアフィッシングによって漁獲されるが、食用になる事は珍しい[13]

画像

出典

関連項目

Related Articles

Wikiwand AI