シャム国海軍水上偵察機
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1934年(昭和10年)にシャム海軍から日本に発注されたメクロン級スループ2隻の艦載機として[3]、同年に[2]渡辺鉄工所へ製作が発注された[1][2]。開発は1934年10月に樋口良八郎技師を設計主務者として始められ、1935年(昭和11年)6月に設計に着手[1]、1937年(昭和13年)2月に試作1号機が完成した[1][2]。試作1号機は[2]渡辺社有の実験機として社内テストに用いられ[2][3]、続いて1937年中に生産された[3]6機がシャム海軍に納入された[2][3]。シャム海軍はこれらをメクロン級の艦載機および予備機として運用し、良好な性能を示した[4]。
機体は複座[2][4]、金属製骨組みに羽布張りの複葉機で、降着装置は金属製の双フロート。機体の強度はカタパルトでの運用にも対応している[4]。設計は、渡辺で同時期に開発が進められていた[1]九六式小型水上機のものを原型・参考としており[1][2]、性能なども似通っていた。また、本機の設計経験は後の十一試水上中間練習機の開発に生かされている[4]。