シュクシャ属

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シュクシャ属(シュクシャぞく、ヘディキウム属とも呼称、学名Hedychium)は、ショウガ科の属。属名はギリシャ語でHedys(甘い、芳香)+chios(雪)の意味で、ハナシュクシャの花の香りと、雪のように白い花色にちなむ[1]

概要 シュクシャ属, 分類(APG IV) ...
シュクシャ属
ハナシュクシャ
キバナシュクシャ
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 単子葉類 monocots
階級なし : ツユクサ類 commelinids
: ショウガ目 Zingiberales
: ショウガ科 Zingiberaceae
: シュクシャ属 Hedychium
学名
Hedychium J.Koenig
和名
シュクシャ属
英名
garland flower, ginger lily, kahili ginger

本文参照

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特徴

温室性または半耐寒性の宿根植物。高さ1–2mほどの地生または着生性で、明瞭な根茎を持つ。葉はショウガに似てほぼ無柄、長楕円形または披針形で2列に互生する。偽茎の先端から出る花茎に穂状花序をつけ、多数の花が密生する。花の多くは白、黄、紅色で芳香がある。花冠筒は細長く、各裂片は線形で反り返る。仮雄蕊は花弁化し、唇弁は2裂する。花糸はふつう長く、葯には距が無い[2][1][3]

分布と生育環境

東アジア、ニューギニア、マダガスカルなど[2]。POWOでは中国南部、東南アジア〜南アジア、マダガスカルに分布としている[4]。湿潤環境の林内に生育[3]

下位分類(種)

シュクシャ属の種数は、20世紀末の時点で約40種[2][3]〜50種[1]とされていた。POWOは2025年現在で101種を認めている[4]

このうち、和名のある種をYListに基づき示す。

  • H. carneum ニクイロシュクシャ(肉色縮砂)
  • H. coccineum ベニバナシュクシャ(紅花縮砂)、ガランガ
  • H. coronarium ハナシュクシャ(花縮砂)
  • H. coronarium var. chrysoleucum ジンジャ
  • H. coronarium var. flavum キバナジンジャ
  • H. gardnerianum キバナシュクシャ(黄花縮砂)
  • H. spicatum サンナ(山奈) ※ バンウコン(Kaempferia galanga[5])とは異なる
  • H. spicatum var. acuminatum ヒメシュクシャ

利用

花序が大きく芳香を有し、花色も豊富で交雑も容易なことから、観賞用に栽培されるとともに、園芸品種も多く作出されている。根茎は辛味と芳香性の精油を含む[1]。適湿の砂質壌土で生育が良いが、大抵の土壌で育つ。夏季は乾燥しないよう適宜灌水する。冬季は株を掘り上げて室内保管するのが基本だが、ハナシュクシャを戸外で越冬させる場合は地上へ15 cmほど堆肥で覆って霜除けする。掘り上げず数年植え込むと花立ちが良い。繁殖は株分けや播種により行う[2][1][3]

属の和名「シュクシャ」について

漢方薬に使用される縮砂(シュクシャ)は、別属のWurfbainia villosa var. xanthioides (=Amomum xanthioidesヨウシュンシャの亜種シュクシャ)の種子塊を指す[1][6]。これとの混同を避けるため、Hedychiumにハナシュクシャ属の名称を用いる図鑑[7]やウェブサイト[8]もある。

脚注

参考文献

外部リンク

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