シュモクバエ
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分布
特徴
Centrioncus prodiopsis などが属する Centrioncinae 亜科の種を除き、成虫は雌雄ともに左右に長く伸びた眼柄をもつ[3]。和名は、この眼を撞木に見立てて付けられた。この眼は、周囲を広く見渡したり、獲物などとの距離を測ったりするのに利用されると考えられている[6][7]。なお、ミバエ科やショウジョウバエ科、ヒロクチバエ科にも、シュモクバエのように眼が左右に長く伸びる種があるが、シュモクバエでは触角が複眼のすぐ近くに生じるため、別科の種とは区別できる。
シュモクバエはその形態から、古くから性淘汰の研究に利用されてきた。多くのシュモクバエでは、眼の長さに性的二形があり、マレーシアに生息するシュモクバエの1種 Teleopsis dalmanni に関する研究から、より長い眼をもつオスはメスに選ばれる可能性が高くなるほか、他のオスとの競争に強いと考えられている[2][8]。強力なオスは、生息に好適でないストレスの多い環境でも長い眼を発達させることが可能と考えられているため、目の長さがそのオスの力の強さを示しているとされる[9]。そのため、ハンディキャップ理論を説明するときにもシュモクバエが引き合いに出されることがある。
農業においては、シュモクバエは稲を食害する害虫として扱われる。
- インドのシュモクバエ類
分類
属の一覧
BioLibn[13]によれば2020年までに化石の1属を含む以下の16属が知られる。
- Centrioncus Speiser, 1910
- Cladodiopsis Seguy, 1949
- Cobiopsis Fejien, 1989
- Cyrtodiopsis Frey, 1928
- Diasemopsis Rondani, 1875
- Diopsina Curran, 1928
- Diopsis Linnaeus, 1775
- Eosiopsis Feijen, 2008
- Eurydiopsis Frey, 1928
- Megalabops Frey, 1928
- Prosphyracephala W.Hennig, 1965 † (化石属)
- Pseudodiopsis Hendel, 1917
- Sinodiopsis Fejien, 1989
- Sphyracephala Say, 1828
- Teleopsis Rondani, 1875
- Teloglabrus Feijen, 1983