シリウス (蒸気船)
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「シリウス」は1837年にスコットランドのリースで建造され、ロンドン・コーク間の航路に就航した[1]。
1838年3月、蒸気船による大西洋横断航路開設に乗り出したブリティッシュ・アンド・アメリカン蒸気航海会社は、自社船「ブリティッシュ・クイーン」の建造が遅延していたことから、他社に先んずるため「シリウス」を傭船した[3]。
3月28日にコークへ向けロンドンを出港した「シリウス」は試運転中であったライバル会社の「グレート・ウェスタン」と遭遇している[4]。
「シリウス」は乗客44人を乗せて4月4日にコークを出港[4]。4月23日、「グレート・ウェスタン」より数時間早くニューヨーク港に入港し、この航路の一番船となった[5]。航海時間は18日14時間22分であった[6]。この航海では石炭が不足し、船内の木製品も燃料とされたという[5]。
「シリウス」はイギリスへ戻った後、再度ニューヨークへの往復航海を行い、7月に傭船解除となって元の航路に戻った[7]。
1847年1月15日、ダブリンからコークへ向かっていた「シリウス」はコーク付近で濃霧の中触礁し損傷[8]。後進してそこを離れるも、浸水多量であったため船長は岸に向かおうとしたが、バリコットン西方約1.5浬の場所で座礁した[8]。乗員乗客90名中71名が救助された[8]。死者は、8人乗りの救命艇に20人が乗ったため沈没したことで生じた[8]。