シージャック From Wikipedia, the free encyclopedia シージャック(Seajack)とは、運航中の船舶を武力で乗っ取る行為[1]。狭義では、積荷の略奪が目的である海賊行為とは区別される。「海」(sea)と「ハイジャック」(hijack)から合成されたカバン語である[2]。 シージャックの目的はハイジャック同様、亡命や政治的目的によるテロリズムなど目的意識の明確なもの、あるいは精神的錯乱、心理状態の異常といったものなど、様々である。 日本では犯罪後に逃走中の犯人が起こした例(瀬戸内シージャック事件)、船の元々の所有者が航路を守るために船を奪還した例(金十丸乗っ取り事件)であり、亡命目的もしくは政治目的で船を乗っ取った例は無く、またハイジャック事件もしくはバスジャックに比べ、現実的に船の乗っ取り自体が困難であるため、実例が少ない。 日本での主なシージャック事件 金十丸乗っ取り事件 1952年7月1日に奄美商船所属で第二次世界大戦終戦による占領開始前までの鹿児島県十島村所属の村営船であった金十丸(かなとまる)が十島村・三島村の11名の若者によってシージャックされ、当時アメリカ合衆国の施政権下にあった奄美大島の龍郷湾からアメリカ合衆国海軍や日本の海上保安庁の追跡を逃れ、鹿児島港まで逃げ切る事件が発生した。 シージャックをした理由は、同年の2月10日に十島村が日本の施政権下に復帰(本土復帰)したが、十島村の生命線である金十丸が米軍に接収されたまま、管理も奄美商船が行うこととなり、十島村所属の船がいない状態となったことから、十島村・三島村の生活を守るためであったという。メディアや世論が大きく取り上げたため、逮捕者が出ることはなかった。 瀬戸内シージャック事件 1970年5月12日、広島発今治行きの定期旅客船「ぷりんす号」が警察から追跡されていた男性(当時20歳)にシージャックされたが、一時愛媛県の松山観光港に逃走したのち翌日に広島に戻り、そこで犯人は射殺された。 出典 ↑ シー‐ジャック〘名〙 (seajack ハイジャック(hijack)からの造語) 精選版 日本国語大辞典 ↑ Seajack, Dictionary.com 関連項目 船舶警報通報装置(SSAS) ハイジャック バスジャック アキレ・ラウロ号事件 サンタマリア号乗っ取り事件 マースク・アラバマ号乗っ取り事件 - 2009年、ソマリア沖の海賊によって占拠された誘拐身代金事件。後に映画「キャプテン・フィリップス」として公開された。 IZUMI (船) - 2010年10月ソマリア沖の海賊によって占拠された事件。 関連映像作品 『東京湾炎上』 『凶弾』 『亡国のイージス』 『西部警察 PART-II』:本編内でシージャックがテーマになった作品が多数放送された(第1話、第11話、第15話、第19話、第27話)。 『シージャック(英語版)』- 2012年の映画、原題(デンマーク語): Kapringen Related Articles