ジエチルスチルベストロール

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ATCコード
ジエチルスチルベストロール
臨床データ
胎児危険度分類
  • X
投与経路 IV, oral
ATCコード
代謝 肝臓
識別子
CAS登録番号
PubChem
CID
DrugBank
ChemSpider
UNII
KEGG
ChEMBL
CompTox
Dashboard

(EPA)
ECHA InfoCard 100.000.253 ウィキデータを編集
化学的および物理的データ
化学式 C18H20O2
分子量 268.35 g/mol g·mol−1
3D model
(JSmol)
  (verify)
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ジエチルスチルベストロール: Diethylstilbestrol)は、かつて流産防止剤などに用いられていた合成女性ホルモン(合成エストロゲン)型薬剤である。略してDESとも呼ばれる。

DESの誘導体には、フェノール水酸基リン酸に置き換わったホスフェストロール英語版があり、かつては前立腺癌治療薬などに用いられていたが、現在は日本を含むほとんどの国で使用が禁止されており、IARC発がん性リスク一覧のグループ1に分類されている。

DESは1938年イギリスオックスフォード大学レオン・ゴールドバーグによって合成され、女性ホルモンと同様の作用が発見されたことにより、1941年以降は安全な切迫流産防止剤として広く用いられていた。アメリカにおいては、1938年から1971年にかけて500~1000万人に処方されていた。また、更年期障害萎縮性膣炎不妊症に対しても処方さていれた。

また、1950年代からは家畜の肥育促進用として飼料添加が行われた(現在はほとんど禁止されている)。

1970代以降、胎児期にDESの暴露を受けた女性に(通例稀な)膣腺癌子宮形成不全子宮頸部異形成ミュラー管無発生)などの女性器障害や性分化疾患が発生するという報告が相次ぎ、アメリカ食品医薬品局は、1971年に全ての妊婦に対するDESの処方を直ちに中止するよう勧告した。その一方で多くのヨーロッパ諸国においては1978年まで、第三諸国においては1994年まで使用され続けていた。

日本では1964年高杉暹[1]動物実験の結果からDESの発癌性を報告し、厚生省1971年に妊娠中の使用を忌避する通達を出した。DESは日本国内の製薬会社でも1941年1973年まで製造されていたが、実際に多量には使用されなかったという。

人体への影響

胎児期における暴露の影響は、女児の方が男児よりも強く影響を受けるという。女性におけるDESの影響は、摂取者では乳癌発生、胎児暴露者では性器の発癌・性器形成不全など。男性においては、性器形成不全・精子減少症男性不妊症などが報告されている。

現在、DESはIARC発がん性リスク一覧のグループ1に分類されている。

脚注

関連事項

外部リンク

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