ジガルタンダ・ダブルX
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カールティケーヤン・サンダーナム
S・カティレーサン
アランカル・パンディアン
| ジガルタンダ・ダブルX | |
|---|---|
| Jigarthanda DoubleX | |
| 監督 | カールティク・スッバラージ |
| 脚本 | カールティク・スッバラージ |
| 製作 |
カールティク・スッバラージ カールティケーヤン・サンダーナム S・カティレーサン アランカル・パンディアン |
| 出演者 |
ラーガヴァー・ローレンス S・J・スーリヤー |
| 音楽 | サントーシュ・ナーラーヤナン |
| 撮影 | ティル |
| 編集 | シャフィーク・ムハンマド・アリ |
| 製作会社 |
ストーン・ベンチ・フィルムズ ファイブ・スター・クリエーションズ インヴェニヨー・オリジン |
| 配給 |
|
| 公開 |
|
| 上映時間 | 172分 |
| 製作国 |
|
| 言語 | タミル語 |
| 前作 | ジガルタンダ |
『ジガルタンダ・ダブルX』(ジガルタンダ・ダブルエックス、Jigarthanda DoubleX)は、2023年のインドのタミル語アクションドラマ映画[1]。カールティク・スッバラージが監督・脚本を務め、主要キャストとしてラーガヴァー・ローレンス、S・J・スーリヤー、ニミシャ・サジャヤン、イラヴァラス、サティヤン、ナヴィーン・チャンドラ、シャイン・トーム・チャッコーが出演している。2014年公開の『ジガルタンダ』の精神的続編であり、1970年のマドゥライを舞台にギャングを暗殺するため映画監督に扮して映画撮影に挑む警察官の姿を描いている。
1973年。タミル・ナードゥ州警察のラトナ・クマール警視はゾウの密猟者シェッターニの摘発任務を受けて、コンバイの森に赴任し、彼はシェッターニの被害を受けている現地の部族からシェッターニの居場所を聞き出そうと彼らを拷問にかける。同じころ、マドラスで暮らす青年キルバイは州警察の警部補に内定し、それを伝えるため恋人ルルドの大学を訪れるが、大学内で発生した学生殺人事件の犯人として逮捕されてしまう。
1975年。タミル・ナードゥ州首相のチンターマニが国政への転身を表明し、新首相が選出されることになった。人気俳優で与党政治家の一員でもあったジェヤコディは州首相に名乗りを挙げるが、政敵のカールメガム大臣によって主演映画の上映を妨害されてしまう。カールメガム大臣はギャング連合「ジガルタンダ極悪連合」の後ろ盾を得て州首相の座を狙い、ジェヤコディの人気を失墜させるために若手俳優のチンナーをスター俳優に仕立て上げることを画策する。一方、追い詰められたジェヤコディは弟のラトナに、カールメガム大臣を追い落とすためにジガルタンダ極悪連合の幹部4人を殺害するように依頼する。依頼を引き受けたラトナは、キルバイを含む不祥事を起こして収監中の元警官4人を放免・復職と引き換えにジガルタンダ極悪連合の幹部4人を殺害することを命令し、キルバイはマドゥライを拠点とするアリアス・シーザー殺害を任される。同じころ、クリント・イーストウッドを敬愛するシーザーはカールメガム大臣との会合の場で、チンナーから「黒い肌の人間はスター俳優になれない」と言われたことに激怒し、自身が「タミル語映画初の黒い肌の主演俳優」として出演する映画の製作を決意し、監督のオーディションを開催する。オーディションの噂を聞いたキルバイは、映画業界で働く甥ドゥライを連れてオーディション会場に向かい、「サタジット・レイの弟子レイ・ダース」と名乗り、シーザーの生涯を描く映画の製作を語り、監督に起用される。
キルバイは、シーザーが「イーストウッドからもらった」と語るスーパー8フィルム・カメラを手に撮影を始めるが、指示を受け付けず勝手な行動をとるシーザーに翻弄され、殺害の機会を得られずにいた。撮影を進める中、シーザーがコンバイの森出身で、幼少期に父カリヤンと兄と共に森の神と崇められているゾウを殺した際に兄を失い、そのショックで正気を失った父と共に村を追われたことが明かされる。そんな中、シーザーは妻マラヤラシの安産祈願の祝典にカールメガム大臣と幹部3人を招待するが、その日の夜に幹部の一人がキルバイの仲間によって殺害される。関与を疑われたキルバイは、側にいたムルガンを「警察の内通者」に仕立て上げて難を逃れるが、その際に自分が逮捕された大学生殺害事件の真犯人がシーザーであり、彼によって濡れ衣を着せられたことを知る。事実を知ったキルバイは復讐を企み、シーザーに「傑作映画を作るため、君の故郷を脅かすシェッターニを捕縛するシーンを撮影したい」と申し出る。故郷に戻ったシーザーはラトナと面会し、シェッターニを生け捕りにすることを条件に捕らえられていた村人たちを解放する。仲間を解放したシーザーを村人たちは歓迎し、その日の夜にシェッターニたちが村を襲撃するが、シーザーに撃退される。翌朝、シーザーはシェッターニを捕まえに向かうが返り討ちにされ、瀕死の重傷を負う。シーザーの敗北を見届けたキルバイはその場を立ち去ろうとするが、考えを改めて彼を村に連れ戻ったことで、シーザーは治療を受けて命を取り留める。回復したシーザーは再びシェッターニに戦いを挑み勝利し、彼を生け捕りにする。
シーザーはチンターマニ州首相同席のもとでシェッターニを警察に引き渡し、シェッターニの脅威から解放された村では祝宴が催され、キルバイは村の女性パインギリと結婚する。翌朝、キルバイとシーザーは森の中で瀕死の重傷を負ったシェッターニを発見し、彼からゾウの密猟を行っていたのはチンターマニの指示であり、彼女が中央政府での地位を得るためにデリーの有力者たちに象牙を贈り、最終的に森を譲渡しようとしていたことを明かし、さらにチンターマニが事実を隠蔽するため、ラトナにシーザーと村人たちの一掃を指示したことが伝えられる。キルバイは村人たちに脱出するように訴えるが、シーザーは部族の誇りを掲げて警察に立ち向かうことを訴え、村人たちと共に滅びることを選択する。やがてラトナが率いる特殊部隊が村を襲撃し、シーザーやマラヤラシをはじめとした村人たちは皆殺しにされ、虐殺を撮影したキルバイはパインギリと生まれたばかりのシーザーの息子を連れて脱出するが、ラトナに銃撃される。数週間後、チンターマニはジェヤコディを次の州首相に指名し、後ろ盾のシーザーを失ったカールメガムは大臣の地位を失ってしまう。失脚後、壊滅した村を訪れたカールメガムはキルバイが撮影したフィルムを発見し、そのフィルムを編集した映画をシーザーへの手向けとして州内の主要な劇場で上映させる。映画を観た観客はシーザーの生涯と政府・警察による部族虐殺とチンターマニの汚職に激怒し、各地で暴動が発生した挙句、中央政府にも事態が知れ渡ったことでチンターマニの中央政界進出の道が絶たれてしまう。チンターマニは報復としてラトナにカールメガム殺害を命令し、ラトナはカールメガムがいる劇場に向かうが、そこで生き延びていたキルバイと出会い、彼に射殺される。キルバイはパインギリとシーザーの息子のもとに戻り、生前のマラヤラシの意思に従い、シーザーの息子に「セードゥ」と名付ける。
キャスト
- アリアス・シーザー(アリヤン) - ラーガヴァー・ローレンス
- 幼少期のアリヤン - ガネーシュ
- クルバーカラン(キルバイ) / レイ・ダース - S・J・スーリヤー
- マラヤラシ - ニミシャ・サジャヤン
- カールメガム大臣 - イラヴァラス
- ラトナ・クマール警視 - ナヴィーン・チャンドラ
- ドゥライ・パーンディ - サティヤン
- パインギリ - サンチャナー・ナタラージャン
- ジェヤコディ - シャイン・トーム・チャッコー
- チンナー - アラヴィンド・アーカーシュ
- カリヤン - アシュラフ・マッリッシェーリ
- シェッターニ - ヴィドゥ
- シンダナイ・ラーニー州首相(チンターマニ) - カピラ・ヴェーヌ
- ジョーティ - タミル
- サンガイヤン - テーニ・ムルガン
- S・B・チャンダル監督 - バワー・チェッラドゥライ(カメオ出演)
- ルルド - シーラ・ラージクマール(カメオ出演)
- ムルガン - ヴィシュヌ・ゴーヴィンド
- ゴーヴィンダン - アーディティヤ・バースカル
- ラクシュミ - スジャータ・バーブ
- カーダル - ラヴィ・マスター
- ペリヤーワル - ラトナム
- マーリ - ムットゥパーンディ
- ミッドランド劇場の観客 - サナント(ノンクレジット)
製作
企画
2022年4月初旬、カールティク・スッバラージが『ジガルタンダ』の続編を製作することが報じられた。報道ではライカー・プロダクションズのスバースカラン・アッリラージャーが製作費を提供し、ラーガヴァー・ローレンスが主演を務めること、ボビー・シンハーが前作に引き続き出演することが明かされたが[2]、最終的にボビー・シンハーは出演しなかった。当初の構想では『ジガルタンダ』でボビー・シンハーが演じたセードゥの父親を描く予定だったが、物語に自然環境のテーマを取り入れることを決め、森林地帯を追われた部族を題材にするためインド各地の事例を調べて脚本を執筆したという[3]。8月1日に続編の企画が正式に発表され[4]、S・J・スーリヤー、サントーシュ・ナーラーヤナン、ニミシャ・サジャヤンが参加することが明かされた[5][6]。8月31日のガネーシュ・チャトゥルティーに合わせ、カールティク・スッバラージはプリプロダクションが始まったことを公表し[7]、同時に続編は『ジガルタンダ』との直接的な繋がりのない物語になることも明かしている[8]。また、撮影監督には『ペーッタ』『Mercury』に引き続きティルが起用されたほか、シャフィーク・ムハンマド・アリが編集技師に起用された[9]。12月11日にプロモーションビデオが公開され、続編のタイトルが「ジガルタンダ・ダブルX(Jigarthanda DoubleX)」であることが発表された[10]。
撮影
2022年12月12日からマドゥライで主要撮影が始まり[11]、ケララ州とタミル・ナードゥ州の各地で撮影が行われた[12][13]。また、舞台設定に合わせて大規模な撮影セットが建設され、コダイカナル近郊のターンディックディに建設された撮影セットで大部分の撮影が行われた[14][15]。シェッターニ役のヴィドゥは格闘シーンを撮影する際に「動物のように闘う」ことを要求されたため、役作りのために体操とシランバムの訓練を受けたという[16]。このほか、視覚効果処理されたクリント・イーストウッドの映像が、作中で上映される映画のシーンとして挿入されている[3]。2023年7月に撮影は終了した[17][18]。
音楽
| 『ジガルタンダ・ダブルX』 | ||||
|---|---|---|---|---|
| サントーシュ・ナーラーヤナン の サウンドトラック | ||||
| リリース | ||||
| ジャンル | サウンドトラック | |||
| 時間 | ||||
| レーベル | ティンク・ミュージック | |||
| プロデュース | サントーシュ・ナーラーヤナン | |||
| サントーシュ・ナーラーヤナン アルバム 年表 | ||||
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映画音楽とサウンドトラックの作曲は、サントーシュ・ナーラーヤナンが手掛けている[19]。
| # | タイトル | 作詞 | 歌手 | 時間 |
|---|---|---|---|---|
| 1. | 「Maamadura」 | ヴィヴェーク | ディー、サントーシュ・ナーラーヤナン | |
| 2. | 「10000 Pax」 | オフロー | オフロー | |
| 3. | 「Theekuchi」 | ムタミル、プーヴァン・マティーサン | ユーヴァン・シャンカル・ラージャー、サントーシュ・ナーラーヤナン | |
| 4. | 「Oyyaram」 | ヴィヴェーク | ミーナクシ・イラヤラージャー、ミーナクシ・サントーシュ、アーディティヤ・ラヴィンドラン、サントーシュ・ナーラーヤナン | |
合計時間: | ||||
公開
2022年12月11日にファーストルックポスターが公開され[20][21]、翌12日に予告編が公開された[11]。2023年11月10日に劇場公開され[22][23][24]、2024年1月26日には第53回ロッテルダム国際映画祭のライムライト部門で上映されたほか[25]、第55回インド国際映画祭のインド・パノラマ部門でも上映された[26]。配給はレッド・ジャイアント・ムービーズがインド国内、アヒンサー・エンターテインメントが海外市場を手掛けている[27]。また、2023年12月8日からはNetflixで配信が開始されている[28]。
