ジフルコルトロン
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吉草酸エステル
吉草酸ジフルコルトロン (Diflucortolone valerate) は、ステロイド外用薬として用いられる医薬品。日本での格付けで5段階中4のベリーストロング [1]。日本で使用されるのはネリゾナ(Nerisona、バイエル薬品)、テクスメテン(Texmeten、佐藤製薬)など。軟膏、クリーム、ソリューションがある。適応症は、湿疹、皮膚炎、掌蹠膿疱症、乾癬など。痔疾用剤としてはネリプロクト(リドカインとの合剤(Neriproct、バイエル薬品))がある。
吸収率の高い部位、頬、頭、首、陰部では長期連用しないよう注意し、顔へのベリーストロングのステロイドの使用は推奨されない[1]。
化学構造
開発の経緯
効能または効果
- 湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、ビダール苔癬、日光皮膚炎を含む)
- 乾癬
- 掌蹠膿疱症
- 痒疹群(じん麻疹様苔癬、ストロフルス、固定じん麻疹を含む)
- 紅皮症
- 慢性円板状エリテマトーデス
- アミロイド苔癬
- 扁平紅色苔癬
副作用
- ユニバーサルクリーム:総症例2,768例中58例(2.1%)。主な副作用はざ瘡、皮膚の刺激感、発疹、皮膚萎縮等。
- 軟膏:総症例3,394例中65例(1.9%)。主な副作用はざ瘡、皮膚の刺激感、皮疹の増悪等。
- クリーム:総症例608例中3例(0.5%)。皮膚の刺激感、皮膚肥厚、皮膚乾燥、発疹各1件(0.2%)。
- (再審査終了時)
- ソリューション:153例中20例(13.1%)。局所の一過性の刺激感(しみる)19件(12.4%)、瘙痒感の一過性増強1件(0.7%)。
- (承認時)
全米皮膚炎学会によれば、ステロイド外用薬離脱の危険性を医師と患者は知っておきべきで、強いステロイドの連用は2週間までとし、その後少しずつ漸減して減らしていくとした[2]。
薬効薬理
販売の経緯
- 1980年 日本シエーリング(現 バイエル薬品)から「ネリゾナ」の販売名で、共同開発の日本ロシュ(現 中外製薬)からは「テクスメテン」の販売名で発売。(ネリゾナは1985年から1997年にかけてステロイド外用薬市場でシェア1位を占める)
- 1993年 日本シエーリングが「ネリプロクト」発売。
- 1999年 佐藤製薬が「テクスメテン軟膏、ユニバーサルクリーム」を承継、販売。
- 2005年 インテンディスが「ネリゾナユニバーサルクリーム、軟膏、クリーム、ソリューション」、「ネリプロクト軟膏、坐剤」を承継、販売。
- 2010年 インテンディスとの統合により「ネリゾナユニバーサルクリーム、軟膏、クリーム、ソリューション」、「ネリプロクト軟膏、坐剤」をバイエル薬品が販売。