ジョン・パードン
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ジョン・V・パードン | |
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| John V. Pardon | |
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2017年アラン・T・ウォーターマン賞を受賞したパードン | |
| 生誕 |
1989年6月(36歳) 米国ノースカロライナ州チャペルヒル |
| 研究分野 | 数学 |
| 研究機関 |
プリンストン大学 サイモンズ幾何学・物理学センター |
| 出身校 |
スタンフォード大学 プリンストン大学 |
| 博士課程指導教員 | ヤコフ・エリアシュバーグ |
| 主な業績 |
結び目のdistortionに関するグロモフの問題 ヒルベルト・スミス予想を3次元の場合に証明 |
| 主な受賞歴 |
モーガン賞 (2012年) アラン・T・ウォーターマン賞 (2017年) クレイ研究賞 (2022年) 数学ニューホライズン賞 (2025年) |
| プロジェクト:人物伝 | |
ジョン・ヴィンセント・パードン(英: John Vincent Pardon、1989年6月 - )は、幾何学とトポロジーを研究しているアメリカの数学者[1]。結び目のdistortionに関するグロモフの問題を解き、2012年のモーガン賞を受賞した。
ニューヨーク州ストーニー・ブルックにあるサイモンズ幾何学・物理学センターの終身研究員(permanent member)である。
パードンは母・ジョイス(Joyce Eileen Maggio Pardon)からまず数学を教わった。母からは算数、三角法、微分積分学を習った。数学者でデューク大学教授の父・ウィリアム(William Pardon)との会話によっても数学への関心が育まれた。ノースカロライナ州ダーラムにあるダーラム・アカデミーに通う高校生だったころにはもうデューク大学の授業に出ていた[2]。
パードンは、2005年、2006年、2007年の国際情報オリンピックに出場し、3度とも金メダルを獲得した[3]。2007年のインテル・サイエンス・タレント・サーチでは、carpenter's rule problem(「大工の定規問題」の意)を多角形から長さのある曲線に一般化する課題で、準優勝を果たした。平面上の任意の求長可能ジョルダン曲線は、その長さを変えることなく、また曲線上のいかなる2点間の距離も縮めることなく、連続的に凸閉曲線に変形できることを、パードンはこのときに示した[4]。この研究は2009年にTransactions of the American Mathematical Societyで発表された。
続いてパードンはプリンストン大学に進学した。2年次終了後は、主に大学院レベルの数学の講義を受けた[2]。プリンストン在学中、ミハイル・グロモフによって1983年に提起された結び目理論の問題を解決した。グロモフは、結び目の3次元空間への埋め込みのdistortionは100以下か、と問うた。パードンは予想に反してトーラス結び目のdistortionはいくらでも大きくなることを示した[5]。証明は2011年にAnnals of Mathematicsに掲載された。パードンはこの論文で2012年のモーガン賞を受賞した[2][6][7]。プリンストンでパードンは中国語のイマージョン・プログラムに参加した。シンガポールで行われた国際的なディベート大会にプリンストンのチームメンバーとして参加し、中国のテレビで放映された。チェロ奏者でもあり、パードンはプリンストン大学シンフォニアのコンチェルト・コンクールで2度優勝した。2011年、首席で卒業した[2]。
次は大学院での研究のためスタンフォード大学に進んだ。そこではヒルベルト・スミス予想を3次元の場合に解決するなどの成果を挙げた。2015年にヤコフ・エリアシュバーグの指導のもとで博士号を取得し[8]、そのままスタンフォード大学のアシスタント・プロフェッサーに就任した。2015年には5年任期のクレイ研究フェローにも選ばれた[9]。
2016年の秋、プリンストン大学の数学教授に着任した[10]。現在はニューヨーク州ストーニー・ブルックにあるサイモンズ幾何学・物理学センターの終身研究員(permanent member)である。
受賞歴
2017年、幾何学とトポロジーへの貢献によりアメリカ国立科学財団のアラン・T・ウォーターマン賞を受賞した[11]。
アメリカ数学会の2018年フェローに選出された[12]。同2018年、リオデジャネイロで開催された国際数学者会議では招待講演者を務めた。2022年にクレイ研究賞[13]、2025年に数学ニューホライズン賞を受賞した[14]。