スティーヴン・オズボーン (ピアニスト)
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エディンバラのセント・メアリー音楽学校でリチャード・ビーチャムの教えを受け、その後マンチェスターの王立ノーザン音楽大学でレナ・ケラウェイの薫陶を受けた。卒業後、1991年にスイスで開催されたクララ・ハスキル国際ピアノコンクールと1997年5月にニューヨークで開かれたノームバーグ国際ピアノコンクールで1等賞を獲得した。1999年にはBBCが選ぶ新世代のアーティストへと、制度発足初年度に選出された[2]。
2000年にニューヨークのセントラル・パーク、ノームバーグ野外音楽堂で行われたノームバーグ・オーケストラ・コンサート夏季シリーズで独奏を披露した[3]。
オズボーンは1998年にハイペリオン・レコードと契約を結び録音分野でのキャリアを開始した。最初の音盤はBBCスコティッシュ交響楽団と共演によるアレグザンダー・マッケンジーのスコットランド協奏曲とドナルド・トーヴィーのピアノ協奏曲 イ長調であり、『BBCミュージック・マガジン』誌の年間最優秀賞と『グラモフォン』誌のクリティクス・チョイス賞を獲得した。続く音盤はニコライ・カプースチンの24の前奏曲からの13曲などを収録した内容で、ドイツ・シャルプラッテン賞を受賞した。2002年のオリヴィエ・メシアンの『幼子イエスに注ぐ20の眼差し』の録音は注目を集めた。その後もハイペリオンとの録音でグラモフォン・アワードを2回(2009年のブリテンのピアノ協奏曲集、2013年のムソルグスキーとプロコフィエフ)、シャルプラッテン賞を2回(ラフマニノフの前奏曲全曲、ブリテンのピアノ協奏曲集)を獲得している[4]。
オズボーンは世界各地のオーケストラと演奏を重ねており、読売日本交響楽団、ベルリン交響楽団、ベルリン・ドイツ交響楽団、モーツァルテウム管弦楽団、フィンランド放送交響楽団、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団、ハーグ・レジデンティ管弦楽団、シドニー交響楽団、香港フィルハーモニー管弦楽団、ダラス交響楽団などとの共演がある。共演した指揮者にはクリストフ・フォン・ドホナーニ[5]、アラン・ギルバート、ウラディーミル・アシュケナージ、リュドヴィク・モルロー、レイフ・セーゲルスタム、アンドルー・リットン、インゴ・メッツマッハー、ウラディーミル・ユロフスキ、ユッカ=ペッカ・サラステらがいる[6]。
BBCプロムスへの出演を精力的に行っており、アリス・クートとの共演でのマーラーの『少年の魔法の角笛』(2009年)、ポール・ワトキンス指揮のアルスター管弦楽団とのラフマニノフのピアノ協奏曲第1番(2010年)、ファリャの『スペインの庭の夜』(2011年)、ヨン・ストルゴールズ指揮のBBCフィルハーモニックとのグリーグのピアノ協奏曲(2012年)、ヴァレリー・アールマン=クラヴリーおよびファンホ・メナ指揮のBBCフィルハーモニックとでメシアンの『トゥーランガリラ交響曲』(2015年)をプログラムしている[7]。エディンバラ・フェスティバルでは独奏者、または室内楽奏者として登場しており、室内楽ではクリスティアン・テツラフ、アラン・ゲルハルト、ポール・ルイス、リサ・バティアシュヴィリと長きにわたる協力関係を築いている[8]。