ストリングチーズ
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東ヨーロッパ~西アジア
アルメニアでは、白いベースを材料としたストリングチーズを作る伝統がある。
アルメニアのストリングチーズは熟成したヤギ乳や羊乳が用いられており、地域によって製法が異なる[6] 。
このチーズには黒クミン[7]やマハレブ(野生のサクランボの仁で、中東ではスパイスとして使われている)が使われ、紐状にするために引き延ばして加工され、無限の環状に編み込まれて作られる[8]。
シリアでもこの方法で作られている一方、他の地域のチーズは切るだけで引き延ばす作業がないため紐状にはならない。
ジョージアとロシアにあるテニルというストリングチーズは、塩漬けにして乾燥させた仔牛の胃の中で羊乳とクリームを60日間発酵させて作られる。
西ヨーロッパ
1990年代初頭から、イギリスやアイルランドではチーズストリングス(Cheestrings)というおやつが人気である。 このおやつはケリー・グループから売られているプロセスチーズである[9] 。 発売当初のCMソングはアメリカン・ブリードの「Bend Me, Shape Me」の歌詞を、「昼夜問わずチーズをひもにすると、元気の出るチーズストリングができる(You got a cheese string day or night, you got a cheese string you're all right)」というように変えたものだった[10]。 最初に放送されたCMは子どもたちがディスコで踊る内容だったのに対し、リメイク版では遊園地に変更されていた。
発売初期は、マスコットキャラクターのミスター・ストリングスが自分を引き裂いて見せる様子がパッケージに描かれるなど暴力的な表現がされていたが[11] 、1990年代後半にデザインがよりシンプルなものに変更された[12]。
元のミスター・ストリングスは2000年代半ばにTVCMから姿を消し、10代の若者に不気味な悪戯をする別のキャラクターに差し替えられた。2000年代後半、3度目となるミスター・ストリングスのデザイン変更が行われ[13]、より子どもに親しみやすいデザインとなり、「やあ!ぼくはただのチーズだよ(Hey, I'm just cheese)」というキャッチフレーズが設定された[10]。
チーズストリングスのラインナップには、チェダーチーズとモッツァレラチーズ、そしてチェダーチーズとレッドレスターの2種類のチーズをねじりあわせて作られたバージョンがある[14] 。また、かつて販売されていたフレーバーにはチェダーチーズ&スモークベーコン、ピザなどがあった[11]。
また、ケリーはゴーダチーズのチーズストリングスをコーク県チャールビルからオランダへ、グーダチーズとエメンタールチーズのブレンドをFicelloとしてフランスへ輸出している[15] 。
かつてはテスコやDairyleaからイギリス国内で安価な類似品が製造・販売されており、現在はDunnes Storesにて発売されている[16]。 ケリーは、1990年代後半からチーズストリングスの一環としてクラッカーやトルティーヤの上にハムとチーズストリングを載せ、ケチャップの小袋をつけたAttack-A-Snackを発売している。Attack-A-SnackはDairylea Lunchablesの競合商品にあたる[17]。
北米
メキシコ

メキシコにおいて、ストリングチーズはLeobarda Castellanos Garcia という14歳の少年によって生み出された。 メキシコのストリングチーズであるケスィージョは球状にして売られており、オアハカチーズはその一種である。
アメリカ合衆国

アメリカ合衆国において、ストリングチーズは、水分含有率が低く一口サイズで売られているモッツァレラチーズを指すことが多い。
アメリカのストリングチーズはシリンダーのような形状をしており、長さも1インチ(2.54cm)から6インチ(15cm)までと様々である。 このうち、チーズスティックと呼ばれるタイプはカットされたストリングチーズがパッケージ包装されており、個包装の場合もあれば、特定の長さで包装されている場合もある。
モッツァレラチーズを原料とする場合もあれば、モッツァレラチーズとチェダーチーズを合わて使われる場合もある。
このタイプはシリンダー状のチーズを紐状にして引き裂いて食べることから、ストリングチーズと呼ばれている[18] 。 1976年にフランク・ベイカーとジェブ・カブスがこの商品を発明した[19]。
オセアニア
オーストラリアではベガ・ストリンガーズという商品名でベガチーズからストリングチーズが発売されている[20]。