スナビキソウ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| スナビキソウ | |||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
青森県種差海岸 2017年6月下旬 | |||||||||||||||||||||||||||
| 分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Heliotropium japonicum A.Gray[1] | |||||||||||||||||||||||||||
| シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| スナビキソウ(砂引草) |
スナビキソウ(砂引草、窃衣[5]、学名:Heliotropium japonicum)は、ムラサキ科キダチルリソウ属の多年草。別名、ハマムラサキ[6]。
茎の高さは25-30cmになり、ときに分枝し、密に圧毛が生える。葉は密に互生し、葉身は長さ2.5-6cm、幅0.5-2cm、倒披針形から長楕円状倒披針形で、先は鈍頭または円頭、基部は細まり、葉柄はなく、縁は全縁となる。葉質はやや厚く多肉質で両面に圧毛が生える[6][7][8]。
花期は5-8月。茎先に短い花序を出して分岐し、芳香のある白色の花をつける。萼は緑色で5中裂し、裂片は狭長で毛が生える。花冠は漏斗形で径約8mm、花冠筒部は長さ6-7mm、上部は5裂して平開し、喉部は緑色がかった黄色になり、基部は細い筒となる。蕾時はらせん状にねじれている。雄蕊は花冠裂片と互生して5個あり、花筒につく。子房は上位で、4室に分かれ、花柱は短く、先端は円錐状に肥厚し、柱頭は花柱の肥厚した側面につく。果実は長さ8-10mmになる4稜形の核果になり、中に4個の小核を含む。核果の中果皮はコルク質で海水に浮かび散布される[6][7][8]。
分布と生育環境
分子系統学的研究の成果による属の統合
本種の属は、従来は、果実の特徴をもとに、スナビキソウ属(Argusia Boehm, Messerschmidia L.)とされたが、分子系統学的研究の成果[9]によって、果実の形質は分類系統を反映していないことが明らかにされ、キダチスナビキ属(Tournefortia L.)とともに、キダチルリソウ属に統合された[6]。
名前の由来
ギャラリー
- 花冠の喉部は緑色がかった黄色になる。雄蕊、雌蕊は短く花筒を出ないため、外側からは見えない。
- 礫石の浜に生育しているものもある。