スーン・オーヴァー・ババルーマ

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リリース
録音 1974年 インナー・スペース・スタジオ
時間
『スーン・オーヴァー・ババルーマ』
カンスタジオ・アルバム
リリース
録音 1974年 インナー・スペース・スタジオ
ジャンル クラウトロックサイケデリック・ロックプログレッシブ・ロック実験音楽
時間
レーベル ユナイテッド・アーティスツ・レコード
スプーン・レコード(リイシュー)
プロデュース カン
専門評論家によるレビュー
カン アルバム 年表
フューチャー・デイズ
(1973年)
スーン・オーヴァー・ババルーマ
(1974年)
ランデッド
(1975年)
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スーン・オーヴァー・ババルーマ』(Soon Over Babaluma)は、ドイツロックバンドカン1974年に発表したスタジオ・アルバム。専任ボーカリスト不在の4人編成となってからは、初のアルバムに当たる。

ダモ鈴木の脱退後、バンドは後任のボーカリストを探すが適切な人材が見つからず[1]、最終的にはミヒャエル・カローリイルミン・シュミットがボーカル・パートを分け合った[2]。本作は、カンがマルチトラック・レコーダーを使わずに直接ステレオ録音を行った最後のアルバムである[1]

「Dizzy Dizzy」はレゲエ、「Come Sta, La Luna」はタンゴ、「Splash」はラテンジャズの要素が取り入れられた曲で、「Chain Reaction」ではアフリカやキューバの音楽に影響を受けたパーカッションがフィーチャーされた[3]。また、ホルガー・シューカイは「Quantum Physics」に関して「ヤキ・リーベツァイトの驚異的なマシン・ドラムと、イルミン・シュミットが使用したアルファ77という初期のシンセサイザーのおかげで生まれた、テクノの要素も持つアンビエント・ミュージックとしては最初期の曲の一つ」と説明している[1]。なお、「Dizzy Dizzy」の作詞者としてクレジットされているダンカン・ファロウェル英語版は、イギリス人としては最初にカンを取材したジャーナリストである[4]

評価

ネッド・ラゲット(Ned Raggett)はオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「音楽的に『ババルーマ』は少々激しさに欠けるが、メンバーが個々の音楽的ポケットの中に住み、即座に反応し合えるというバンドの感覚は不変である」と評している[2]。また、エイドリアン・ベグランド(Adrien Begrand)はポップマターズにおいて「多くの批評家の注目は『タゴ・マゴ』、『エーゲ・バミヤージ』、『フューチャー・デイズ』という偉大な三部作に集中しているが、『スーン・オーヴァー・ババルーマ』も見過ごされるべきではない。リード・ボーカルに挑戦したカローリは、マルコム・ムーニーやダモ鈴木ほどのカリスマ性はないが、バンドはことごとく異なるサウンドのスタイルを見事に結合させ、カンの音楽としては最も大胆で、更に言えば最もタイトになった」と評している[3]

1992年にイギリスの音楽雑誌『The Wire』が選出した「最も重要なレコード100」では、本作も挙げられている[5]

収録曲

参加ミュージシャン

脚注

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