セドノイド
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セドノイド(Sednoid)とは、近日点が50天文単位(AU)以遠で軌道長半径が150AU以遠の太陽系外縁天体である[1][2]。セドナ、2012 VP113、(541132) Leleākūhonua、2023 KQ14の3つのみが発見されており、これら全て近点が64AU以遠であるが[3]、もっとたくさんあると考えられている。これらの天体は、約50AU以遠からある太陽系の空隙の外側に位置し、惑星とはほぼ相互作用していないと考えられている。通常これらは分離天体に分類される。スコット・S・シェパードらは[4]、セドノイドはヒルズの雲に存在すると考えているが、もともとヒルズの雲は既知の3つの天体の遠点よりもずっと遠い、2000AUを超える位置に存在すると予測されていた。
既知の天体
| 小惑星番号 | 名前 | 直径 (km) |
近日点 (AU) | 軌道長半径 (AU) | 遠日点 (AU) | 太陽からの距離 (AU) | 近点引数 (°) | 発見年 (precovered) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 90377 | セドナ | 995 ± 80 | 76.06 | 506 | 936 | 85.1 | 311.38 | 2003 (1990) |
| 2012 VP113 | 600 | 80.50 | 261.00 | 441.49 | 83.65 | 293.78 | 2012 (2011) | |
| 541132 | Leleākūhonua[13] | 200-600 km | 64.94 | 1094 | 2123 | 77.69 | 118.17 | 2015 (--) |
| 2023 KQ14[14] | 220-380 km | 65.9 | 252 | 438.1 | 198.74 | 2015 (2005) |
3つの既知のセドノイド天体は、他のより極端な分離天体全てと同様、0° (338°±38°)に近い近点引数を持っている。
これは観測バイアスに起因するものではなく、予想外のものである。なぜなら、木星型惑星との相互作用は、近日点引数(ω)をランダム化し[1]、セドナの歳差運動期間は4000万年から6.5億年、セドナでは15億年になるはずだからである[11]。このことは、太陽系外側に1つ[1]かそれ以上[15]の未発見の大質量の摂動源があることを示唆する。250AU離れたスーパーアースは、数十年のうちにこれらの天体をω = 0°±60°の範囲に釣り合わせる。
このような距離の低アルベドのスーパーアースの視等級は、現在の掃天観測の検出限界以下である。この仮想的なスーパーアースは「プラネットナイン」と呼ばれる。より大きくより遠くにある摂動源だとしても暗すぎて検出できない[1]。
軌道長半径150AU以遠、近日点が海王星以遠、近日点引数が340°±55°、w:Observation arcが1年以上の天体は、27個が知られている[16]。
2018年10月1日、Leleākūhonuaの軌道長半径が1094AUであることが発表された。遠日点は2123AUで、セドナよりもずっと遠くにある。
セドノイドは1つのグループを構成していると考えられるが、異質な起源を持つ。(474640) 2004 VN112、2013 RF98、2012 VP113、2002 GB32及び2003 HB57のスペクトル傾斜は、セドナのものとは異なる[17]。
2025年4月14日には、10年間観測され近日点が65.87auで245auの長半径の軌道を持つ2023 KQ14の発見が公表された[18]。