ゼニゴケシダ
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特徴
根茎は太さ0.8mmとごく細く、長く横に這う[1]。全体に黒褐色の毛が生えている。葉は円形、葉柄はなく、直接に茎につながる。茎につながる部分は葉の裏面中央である。
このような葉と葉柄の関係を盾状と言い、普通は葉が葉柄と接する部分の両側が伸びて広がり(スイレンの葉を想定)、その部分が左右からくっついてしまえばこの形になる(ハスの葉を参照)。このような葉の例は他にもあり、その場合でも大抵は本来の葉先の方向ははっきりしているものだが、この種の場合、まず分からない。
しかも、この植物の葉は、その辺縁が成長を続けるという他に例のない特徴も持っている。このような例は、維管束植物としても余り例がない。葉はよく成長すると経4cmにも達するが、普通は2cm位までである。なお、葉が成長し続けるが、完全に均等な成長はなかなか実現しないので、当初は比較的きれいな円形であるが、やがて不規則な形になりやすい。はじめは淡い緑で、後に深緑になる。葉は薄くてやや硬い。裏面には毛が生えて基質に張り付いているので、なおさら苔に見える。
胞子のう群は葉の縁の葉脈の端から出る。包膜は杯状で、葉の縁から伸び出して上を向き、先端が大きく広がる。何やらラッパのようで奇妙であるが、これはコケシノブ科としてはそれほど突飛なものではない。
