ハードドラッグとソフトドラッグ
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定義
ハードドラッグとは、ドラッグの中でも身体的依存、精神的依存が比較的強く、多くの国で医療目的以外での所持や使用が法律で規制されているものを指す。メタンフェタミンなどの覚醒剤、コカイン、ヘロインなどが該当する[1]。
そのような薬物に比べ、比較的危険性が低いとされるのが、ソフトドラッグである。大麻(マリファナ)やマジックマッシュルームなどがそうである[2]。
ソフトドラッグという言葉は「危険性が低いドラッグ」「比較的安全なドラッグ」という印象を与えるが、それはあくまでもハードドラッグと比較しての話であり、ソフトドラッグも依存性、中毒性という意味でリスクのあるドラッグであることに変わりはない。代表的なソフトドラッグである大麻に含まれる成分が、重篤な症状を引き起こすとして警鐘を鳴らす研究もある[3]。
反対に、ソフトドラッグである大麻などはゲートウェイドラッグと呼ばれることがある。これは大麻を「より刺激の強いハードドラッグへの入り口」として危険視する立場から用いられる用語である。
ハードドラッグ
ハードドラッグは、使用者に強い身体的、精神的依存を形成するなど深刻な健康リスクをもたらし、最悪の場合、使用者を死に至らしめる。ハードドラッグの中には、医療目的で使用されるものもあり、ヘロインやコカインは麻酔薬としても用いられるが、そのような目的によらない所持や使用は法律で規制されている。ハードドラッグの例として、 メタンフェタミンなどの覚醒剤、ヘロイン、コカイン、モルヒネ、LSDなどが挙げられる。
これらに加え、アルコール、ニコチンもハードドラッグに含めるべきだ、という主張が一部の研究者や政治家から挙がっている[4]。フランス国立保健医療研究所のベルナールピエール・ロック教授は、アルコールやニコチンは大麻より危険だとする研究を報告している。アルコールやニコチンの危険性を主張する人々は、それらが「中毒性」と「死亡率との高い関連」の両方を持ち合わせており、その程度はヘロインやコカインに匹敵することを理由として挙げている。
ソフトドラッグ
ソフトドラッグという用語は、大麻、シロシビン、マジックマッシュルーム、メスカリン(サボテン麻薬を含む)、ジメチルトリプタミンに用いられる。MDMAやカフェインもソフトドラッグに含まれることがある。
ソフトドラッグにも身体的、精神的依存がある。その程度はハードドラッグに比べ低いとされるが、ソフトドラッグのほとんどが、比較的高い治療係数(therapeutic indexes)と、高い半数致死量(LD50s)を持っている。
2006年、国連薬物犯罪事務所(UNODC)事務局長であるアントニオ・マリア・コスタは、ソフトドラッグとされる大麻について、作用が数十年前に比べて格段に強まっており、これを比較的害の少ない「ソフト」ドラッグとするのは誤りであり、その有害性はコカインやヘロインと大差ない、と発言した[5]。