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タタ・グループ

インドの企業グループ From Wikipedia, the free encyclopedia

タタ・グループ英語: Tata Groupヒンディー語: टाटा समूहタタ財閥とも)は、インドムンバイを拠点とする企業グループである。

本社所在地

インドの旗 インド
ムンバイ
ボンベイハウス英語版
北緯18度55分54秒 東経72度49分58秒

設立 1868年
概要 種類, 本社所在地 ...
タタ・グループ
Tata Group
ボンベイハウス(英語版)
ボンベイハウス英語版
種類 企業グループ
本社所在地

インドの旗 インド
ムンバイ
ボンベイハウス英語版
北緯18度55分54秒 東経72度49分58秒

設立 1868年
業種 コングロマリット
代表者 N・チャンドラセカランタタ・サンズ会長)
売上高 1,800億米ドル超(2024/25年度)[1]
従業員数 約115万人(2025年3月現在)[1]
外部リンク www.tata.com
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ビルラリライアンスと並ぶインド3大財閥の一つであり、サブグループに分かれていない単一の財閥としてはインド最大である。グループの主要な持株会社はタタ・サンズであり、グループ企業への出資、ブランド管理およびガバナンスを担っている。タタ・サンズ会長はN・チャンドラセカランである。[2][3]

主要グループ会社30社を中心として100か国以上で事業を展開し、2025年3月時点で約115万人の従業員を擁する。事業分野は、テクノロジー、自動車、鉄鋼、消費財、小売、インフラ・エネルギー、金融サービス、航空宇宙・防衛、観光、通信・メディアなど多岐にわたる。[1]

概要

インド最大の財閥であり、ペルシア一帯(現在のイラン)からインドに渡ってきたパールシーゾロアスター教徒)の子孫であるジャムシェトジー・タタ1839年-1904年)が、1868年にボンベイ(ムンバイ)で設立した綿貿易会社をその始まりとする。1870年代には綿紡績工場を建ててインド有数の民族資本家となった。彼は大きな製鉄所、世界的な教育機関、大ホテル、水力発電所をインドに建設することを夢見たが、そのうち生前に実現したのは1903年に建てられたタージマハル・ホテルのみであった。しかし彼の残した構想は、タタ・スチールインド理科大学院タージ・ホテルズ・リゾーツ&パレス、タタ・パワーとして結実した。

彼の後継者らは植民地下において、また独立後のインドにおいて次々と業容を拡大した。経済界だけではなく、政治的にも大きな影響力を持ち、社会インフラなどの建設物流宇宙防衛産業、綿紡績、鉄鋼、電力、金融、不動産、自動車(商用車の国内シェアは5割以上)食品、レジャー、通信、IT、小売、持株会社タタ・サンズ[2]タタ・インダストリーズ英語版を通して、10の本業セクター[2]で100社以上の会社を経営している。

2024-25年度のグループ連結売上高は1,800億米ドルを超え、従業員数は100万人を超える。グループは100か国以上で事業を展開し、26社の上場企業を擁する世界有数の企業グループとなっている。[2]

歴史

創業と初期の発展(1868年 - 1932年)

タタ・グループは、1868年にジャムシェトジー・タタが設立した貿易会社を起源とする。ジャムシェトジーは、インドの工業化を支える製鉄、電力、ホテル、科学技術教育の発展を構想し、その後のグループ発展の基盤を築いた。[4]

1874年には綿紡績会社エンプレス・ミルズ英語版(Empress Mills)を設立して製造業へ進出した。1903年にはタージ・マハル・パレス・ホテルを開業し、1907年にはタタ・スチール(当時:Tata Iron and Steel Company)、1910年にはタタ・パワー英語版(当時:Tata Hydro-Electric Power Supply Company)が設立された。また、1911年にはインド理科大学院(Indian Institute of Science)が開校し、ジャムシェトジーの構想した科学技術教育への支援も実現した。これらの事業は、インドの近代産業の基盤形成に大きな役割を果たした。[4][5][6][7]

多角化と産業基盤の拡充(1932年 - 1991年)

1932年、J・R・D・タタタタ航空(後のエア・インディア)を創設し、インドの民間航空事業の先駆けとなった。1938年にタタ・サンズ会長へ就任すると、グループは化学、自動車、消費財など幅広い分野へ事業を拡大した。1945年にはタタ・モーターズの前身であるTata Engineering and Locomotive Company (TELCO)英語版が設立され、1968年にはタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)が設立されて情報技術分野へ進出した。これらの事業展開により、タタ・グループはインド最大級のコングロマリットとしての地位を確立した。[4][8][9]

国際展開とグローバル化(1991年 - 2016年)

1991年にラタン・タタがグループ会長へ就任すると、インド経済自由化を背景にグループの再編とブランド統一を進めるとともに、積極的な海外展開を推進した。2000年にはテトリー英語版、2004年には大宇商用車英語版、2007年にはコーラス、2008年にはジャガー・ランドローバー(JLR)を相次いで買収し、タタ・グループは世界的なコングロマリットへと発展した。2012年にはラタン・タタが退任し、2016年には経営体制の見直しを経て、翌年にN・チャンドラセカランが会長へ就任した。[4]

デジタル化と新成長分野(2017年 - 現在)

2017年にN・チャンドラセカランがタタ・サンズ会長へ就任すると、グループ企業間の連携を重視する「One Tata」戦略の下で、デジタル事業および先端製造分野への投資を加速させた。2022年にはデジタルプラットフォーム「Tata Neu英語版」を公開するとともに、かつてグループが創設したエア・インディアを再取得し、航空事業の再編を進めた。[4]

また、電子機器製造事業の拡大に加え、2024年にはインド初となる商業用半導体ファブ(グジャラート州ドレラ)および半導体後工程施設であるタタ・セミコンダクター・アセンブリー・アンド・テスト英語版(TSAT、アッサム州ジャギロード)の建設を開始し、半導体産業へ本格参入した。これらの施設では、自動車、通信機器、人工知能(AI)などの用途向け半導体の製造・組立・試験を行う予定である。[10]

組織

タタ・サンズ

タタ・グループは、持株会社であるタタ・サンズを中核として構成されている。タタ・サンズはグループ企業への出資、ブランド管理およびグループガバナンスを担っており、主要グループ企業の多くに出資している。[2]

タタ・トラスト

タタ・トラストは、タタ家によって設立された15の慈善信託から構成される慈善団体群である。タタ・サンズの株式の約3分の2を保有し、その配当を教育、医療、地域開発などの社会貢献活動に活用している。[11][2]

グループガバナンス

タタ・グループは、タタ・サンズを中核とする持株会社体制を採用している。グループ各社は独立した経営を行う一方、ブランドの使用や企業倫理、ガバナンスなどについては、タタ・サンズが定める共通の方針に基づいて運営されている。[2]

事業

タタ・グループは、テクノロジー、自動車、鉄鋼、素材、インフラ・エネルギー、消費財、小売、金融サービス、航空宇宙・防衛、観光、通信・メディアなど幅広い分野で事業を展開している。グループは約30の主要企業で構成され、それぞれが独立した経営を行いながら、タタ・サンズによるグループガバナンスのもとで事業を展開している。[2][1]

おもなグループ企業には、自動車メーカーのタタ・モーターズ、製鉄会社のタタ・スチール、電力会社のタタ・パワー英語版、ソフトウェア会社のタタ・コンサルタンシー・サービシズ (TCS)、紅茶などの消費財を製造・販売するタタ・コンシューマー・プロダクツ英語版などがある。

タタ・グループは積極的なM&A(合併・買収)で事業分野や規模拡大を進めている。グループ中核企業のひとつ、タタ・スチールは、2007年に粗鋼生産量世界第8位の鉄鋼メーカーであったコーラス社(本社イギリス、オランダ)を買収して、世界第5位相当の規模に成長した。他に傘下のインド最大手のタタ自動車は、約27万円の超低価格自動車「ナノ」を2009年に発売し、2008年6月には米フォード・モーター傘下だった英高級車ブランドの「ジャガー」と「ランドローバー」ブランドを米フォード・モーターから23億ドルで買収している[12]

テクノロジー

テクノロジー分野では、ITサービス大手のタタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)を中核に、ソフトウェア開発、エンジニアリングサービス、通信事業などを展開している。[2]

タタ・グループの移動体通信事業者であるタタ・テレサービシズ リミテッドは、2009年にNTTドコモより約2,500億円の融資を受け、タタドコモとして事業を行ったが[13]、2014年に保有株式をすべて売却し、690億円の赤字を計上した[14]

タタ・コミュニケーションズは、2012年から2019年までFormula 1のthe sport’s connectivity partnerとしてスポンサーを務めた。

自動車

自動車分野では、タタ・モーターズが乗用車、商用車および電気自動車を製造・販売するほか、英国のジャガーランドローバーを傘下に持つ。[2]

鉄鋼・素材

鉄鋼・素材分野では、タタ・スチールを中核として鉄鋼製品の製造・販売を行うほか、化学製品などの素材事業も展開している。[2]

インフラ・エネルギー

インフラ・エネルギー分野では、タタ・パワー英語版を中心に発電、送配電および再生可能エネルギー事業を展開している。[2]

消費財・小売

消費財・小売分野では、タイタン・カンパニー英語版タタ・コンシューマー・プロダクツ英語版およびトレントなどを通じて、時計、宝飾品、食品、小売事業を展開している。[2]

サービス

サービス分野では、エア・インディアインディアン・ホテルズ・カンパニー英語版を通じて航空・ホテル事業を展開するほか、金融サービスや物流など幅広い事業を手掛けている。[2]

グループ企業

主要グループ会社

タタ・グループの主なグループ会社は以下のとおりである。[2][1]

さらに見る 会社名, 主な事業 ...
会社名 主な事業 概要
タタ・コンサルタンシー・サービシズ ITサービス グループ最大のITサービス企業。
タタ・モーターズ 自動車 乗用車、商用車、電気自動車を製造・販売し、ジャガーランドローバーを傘下に持つ。
タタ・スチール 鉄鋼 インドを代表する鉄鋼メーカー。
タタ・パワー英語版 エネルギー 発電、送配電および再生可能エネルギー事業を展開する。
タタ・コンシューマー・プロダクツ英語版 消費財 茶、コーヒー、食品などの製造・販売を行う。
タイタン・カンパニー英語版 時計・宝飾品 時計、宝飾品、アイウェアなどを展開する消費財企業。
トレント 小売 百貨店やスーパーマーケットなどの小売事業を展開する。
タタ・コミュニケーションズ英語版 通信 グローバル通信・デジタルインフラ事業を展開する。
タタ・エルクシ英語版 エンジニアリング・デザイン 自動車、メディア、医療などの分野でエンジニアリングおよびデザインサービスを提供する。
エア・インディア 航空 インドのフラッグ・キャリア。
インディアン・ホテルズ・カンパニー英語版 ホテル タージ・ホテルズ・リゾーツ&パレスなどを展開するホテル運営会社。
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化学

  • タタ・ケミカルズ英語版
  • タタ・スワッチ英語版
  • タタ・ケミカルズ・ヨーロッパ英語版
  • マガディ・ソーダ・カンパニー英語版
  • アドビニス・セラピューティクス(Advinus Therapeutics)
  • ジェネラル・ケミカル・インダストリアル・プロダクツ(General Chemical Industrial Products)
  • ラリス・インディア(Rallis India)
  • タタ・ピグメンツ・リミテッド(Tata Pigments Limited)

製鉄

  • タタ・スチール
  • タタ・スティール・ヨーロッパ
  • タタ・スティール・KZN(Tata Steel KZN)
  • タタ・スティール・プロセシング・アンド・ディストリビューション(Tata Steel Processing and Distribution)
  • タタ・スティール・BSL(Tata steel BSL)
  • タタ・ブルースコープ・スティール英語版
  • タヨ・ロールス(Tayo Rolls)
  • タタ・スポンジ・アイロン(Tata Sponge Iron)
  • JAMIPOL
  • ナットスティール・ホールディングス(NatSteel Holdings)
  • タタ・ベアリングス(Tata Bearings)
  • ザ・ティンプレート・カンパニー・オブ・インディア(The Tinplate Company of India)

エネルギー

  • タタ・パワー英語版
  • タタ・パワー・デリー・ディストリビューション・リミテッド(Tata Power Delhi Distribution Ltd.)
  • タタ・パワー・ソーラー英語版
  • タタ・パワー・トレーディング(Tata Power Trading)
  • フーグリー・メット・コーク・アンド・パワー・カンパニー(Hooghly Met Coke and Power Company)
  • ジャムシェドプル・ユティリティース・アンド・サービシーズ・カンパニー(Jamshedpur Utilities and Services Company)
  • パワーリンクス・トランスミッション(Powerlinks Transmission)

工業

ナノタタ・モーターズ
  • タタ・モーターズ
  • ジャガーランドローバー
  • タタ大宇
  • タタ・イスパノ
  • タタ・マルコポーロ英語版
  • タタ・モーターズ・ヨーロピアン・テクニカル・センター(Tata Motors European Technical Centre)
  • タタ・日立建機英語版
  • タタ・テクノロジーズ・リミテッド英語版
  • タタ・カミンズ
  • タタ・アドバンスド・マテリアルズ(Tata Advanced Materials)
  • タタ・アドバンスド・システムズ英語版
  • タタ・オートコープ・システムズ・リミテッド(Tata AutoComp Systems Limited, TACO)
  • タタ・プレシジョン・インダストリーズ(Tata Precision Industries)
  • タタ・プロジェクツ(Tata Projects)
  • TRF
  • ボルタス・グローバル・エンジアリング・センター(Voltas Global Engineering Centre)
  • タイタンX(TitanX)

情報通信

TCSシルセリ・キャンパス(チェンナイSIPCOT IT Park
  • タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)
  • ネルコ・リミテッド(Nelco Ltd.)
  • ネリト・システムズ(Nelito Systems)
  • タタ・コミュニケーションズ英語版
  • VSNL・インターナショナル・カナダ英語版
  • CMC・リミテッド英語版
  • コンピューテイショナル・リサーチ・ラボラトリーズ英語版
  • タタ・ビジネス・サポート・サービス英語版
  • タタ・エルクシ英語版 - デザイン、テクノロジーサービスを提供。
  • タタ・テレサービス英語版
  • タタ・ドコモ英語版
  • Tata Play英語版 - 衛星放送(旧タタ・スカイ)[15]
  • VSAT - インターネットサービスプロバイダ

日用消費財(Fast Moving Consumer Goods, FMCG)

タタ・コンシューマー・プロダクツ英語版

小売り

サービス

ビスタラのエアバス A320
タージマハル・ホテル
航空会社
ホテル
  • ザ・インディアン・ホテルズ・カンパニー英語版
  • amã Stays & Trails
  • SeleQtions
  • ルーツ・コーポレーション(Roots Corporation)
  • ジンジャー・ホテルズ英語版
  • タージ・ホテルズ・リゾーツ&パレス
  • ヴィヴァンタ英語版
  • タージ・ホリデイス(Taj Holidays)
  • ザ・ゲートウェイ・ホテルズ・アンド・リゾーツ(The Gateway Hotels & Resorts)
ケータリング
  • ボンベイ・ブラッセリー英語版
  • ゴールデン・ドラゴン(Golden Dragon)
  • タイ・パビリオン(Thai Pavilion)
  • ハウス・オブ・ミン(House of Ming)
フィナンシャル
  • インディキャッシュ・ATM(Indicash ATM)
  • e-next フィナンシャルス・リミテッド(e-Nxt Financials Ltd.)
  • タタ・AIA・ライフ・インシュアランス(TATA AIA Life Insurance)
  • タタ・AIG・ジェネラル・インシュアランス英語版
  • タタ・アセットマネジメント(Tata Asset Management)
  • タタ・キャピタル英語版
  • タタ・コミュニケーションズ・ペイメント・ソリューションズ(Tata Communications Payment Solutions)
  • タタ・フィナンシャル・サービス(Tata Financial Services)
持株会社
  • タタ・インターナショナル・AG(Tata International AG)
  • タタ・ザンビア
  • タタ・インベストメント・コーポレーション(Tata Investment Corporation)
  • タタ・リミテッド(Tata Limited)
  • タタ・アフリカ・ホールディングス(Tata Africa Holdings)
不動産
  • タタ・ハウジング・デベロップメント・カンパニー英語版
  • タタ・リアリティ・アンド・インフラストラクチャー・リミテッド(Tata Realty and Infrastructure Limited)
物流
  • TKM グローバル ロジスティクス・アンド・サプライチェーン(TKM Global, Logistics and Supply Chain)
  • TM インターナショナル・ロジスティクス(TM International Logistics)
  • タタ・NYK
その他
  • タタ・サービシーズ(Tata Services)
  • タタ・インダストリアル・サービス(Tata Industrial Services)
  • タタ・クオリティ・マネージメント・サービス(Tata Quality Management Services)
  • タタ・ストラテジック・マネージメント・グループ(Tata Strategic Management Group)
  • ドライブ・インディア・エンタープライズ・ソリューションズ(Drive India Enterprise Solutions)
  • Mjunction Services Limited

日本との関係

タタ・グループ創業者のジャムシェトジー・タタは、1893年に日本を訪れ、日本郵船(NYK)と提携して「Tata Lines」と呼ばれる海運事業を開始した。これは、当時インド洋航路で優位にあったP&O社に対抗し、ボンベイ・中国・日本航路における綿製品輸送を目的としたものであった。[16]

この協力関係は現代にも受け継がれており、タタ・スチール日本郵船2007年に50:50の合弁会社であるTata NYK Shipping Pte. Ltd.をシンガポールに設立した。[17]

また、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)は2014年三菱商事との合弁により日本タタ・コンサルタンシー・サービシズを設立し、日本市場におけるITサービス事業を展開している。[18]

歴代会長

タタ・グループは持株会社であるタタ・サンズによって統括されており、歴代のタタ・サンズ会長がグループ全体を率いてきた。[2]

さらに見る タタ・サンズ会長(Chairman of Tata Sons), 代 ...
タタ・サンズ会長(Chairman of Tata Sons)
画像 氏名 在任期間 備考
1 ジャムシェトジー・タタ
(Jamsetji Nusserwanji Tata)
1868年 - 1904年 創業者
2 ドラブジー・タタ
(Sir Dorabji Jamsetji Tata)
1904年 - 1932年 ジャムシェトジー・タタの長男
3   ノウロジー・サクラトヴァラ
(Sir Nowroji Saklatvala)
1932年 - 1938年 ジャムシェトジー・タタの甥
4 J・R・D・タタ
(Jehangir Ratanji Dadabhoy Tata)
1938年 - 1991年 ジャムシェトジー・タタの従兄の息子
5 ラタン・タタ
(Ratan Naval Tata)
1991年 - 2012年 創業家出身
6 サイラス・ミストリー
(Cyrus Pallonji Mistry)
2012年 - 2016年 タタ家と関係の深い大株主一族出身
- ラタン・タタ
(Ratan Naval Tata)
2016年 - 2017年 暫定会長
7 N・チャンドラセカラン
(Natarajan Chandrasekaran)
2017年 - 現職 創業家以外で初のプロ経営者
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経営理念・企業文化

タタ・グループの企業倫理は厳しく、汚職の多いインドにあっては異色であり、日本企業など海外の企業がインドに進出する際にタタ・グループを提携先に選ぶ要因になっている[19]

また、パールシーの一族が経営してきたためカースト制度とも無縁で、実力主義を貫き優れた人材を出自を問わず抜擢してきた[19]。社会貢献や労働者への適正な待遇も特徴で、タタ・スチールの工場のあるジャムシェードプルでのあらゆる公共サービスの提供、1912年のタタ・スチール工場設立以来の八時間労働制採用、インド国内での財団(タタ・トラスト)の社会福祉事業など、その方針は古く分野も多岐にわたる[19]。こうしたことからタタ・スチールをはじめとしたタタ・グループは、政府による国有化を住民の反対運動で免れ、左翼ゲリラの攻撃の対象にもならずにきた[19]。一部の調査では2009年には世界で11番目に評判の良い企業とされた[20]

教育、健康、コミュニティ発展などの分野で社会貢献活動を行っており、奨学金の設立、タージマハル・ホテル建築なども行っている。また8時間労働制(1912)、無料治療制(1915)、有給休暇制・事故補償制(1920)などを導入し、インドの産業界にも影響を与えた[21]

複数の慈善団体が、持株会社タタ・サンズ株式の66%を所有し、慈善事業と各社の統制、相続税負担の免除をしている[22]

脚注

関連項目

外部リンク

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