タブ・ガーナード

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タブ・ガーナード
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
Status iucn3.1 LC.svg
分類(Eschmeyer's Catalog[2]
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: ペルカ目 Perciformes
: ホウボウ科 Triglidae
: ホウボウ属 Chelidonichthys
: タブ・ガーナード C. lucerna
学名
Chelidonichthys lucerna
(Linnaeus, 1758)
シノニム[3]
  • Trigla lucerna Linnaeus, 1758
  • Trigla hirundo Linnaeus, 1758
  • Trigla corvus Rafinesque, 1810
  • Trigla corax Bonaparte, 1834
英名
Tub Gurnard

タブ・ガーナード(学名Chelidonichthys lucerna)はホウボウ属に分類される魚類の一種。大西洋東部に分布し、食用魚として漁獲されている。「世界大博物図鑑 2 魚類」の中で、ヒカリホウボウと云う和名が提唱されている[4]

1758年にカール・フォン・リンネの著書である『自然の体系』第10版の中で、タイプ産地が「北洋」として初めて正式に Trigla lucerna として記載された[5]。同書の中でリンネは Trigla hirundo を記載し、1896年にデイビッド・スター・ジョーダンバートン・ウォーレン・エバーマンT. hirundo をホウボウ属の基準種に指定した。ホウボウ属は1876年にヨハン・ヤーコプ・カウプによって記載された。T. hirundo は現在本種のシノニムとされる[5][6]。種小名はラテン語で「ランプ」を意味し、形態的に似ているニシセミホウボウのラテン語名である。この名前は少なくとも大プリニウスにまで遡り、彼は燃えるような赤い舌が夜に光るためとしている。その名前は後にルネサンス時代にリグーリア州ヴェネツィアでホウボウ類に使用された[7]

分布と生息地

ノルウェーからヨーロッパアフリカの海岸に沿って南はガーナまで、東大西洋に分布する。地中海全域と黒海にも分布する。マデイラ島アゾレス諸島では記録されておらず、カナリア諸島周辺には分布する[1]。水深20 - 300 mの砂、泥、または砂利底に生息する[8]。夏の間は水深10 mほどの浅場に多く、幼魚はラグーン河口汽水域で見られる[9]

形態

頭部は固く大きく三角形で、多くの突起と棘があり、後頭部に溝は無い[8]。吻端には2つの棘状の突起があり、目は比較的小さい[10]。口は大きく、頭の低い位置にあり、顎と鋤骨は密に並んだ歯で覆われる[9]。背鰭は2基あり、第一背鰭は8 - 10棘から、第二背鰭は 16 - 17軟条から成る。臀鰭は14 - 16軟条から成る。頭蓋棘は短く、胸鰭の上に位置し、胸鰭の4分の1の位置まで伸びる[8]。胸鰭は大きく、下の3本の鰭条は遊離しており、厚く指のようで、移動と獲物の探知に使用される[9]。胸部と腹の前部に鱗は存在せず、体には小さく埋め込まれた鱗があり、側線鱗は小さく管状である[8]。尾鰭はわずかに突き出た扇形である[9]。全長は通常30 cmだが、最大で75.1 cmに達し、ホウボウ科では最大である。体重は最大6 kg[3]。体色は濃い赤褐色からピンクがかった赤で、腹側はピンクがかっている。胸鰭は青色で中心に緑の斑点があり、縁は赤い[10]

生態

底生生物、特に甲殻類や小魚を食べる日和見的な捕食者である。地中海北西部での研究では、食事の大部分は甲殻類で、主に十脚目、特にカニで、エンコウガニ科Goneplax rhomboidesシワガザミ属の一種などが含まれ、コエビ下目シンカイエビジャコ属も含まれる。魚はモトカタクチイワシクロハゼ[11] (Gobius niger)が大半であった。食事の内容は夏には甲殻類が多く、冬には魚が多かった[12]軟体動物多毛類を捕食することもある[13]。底質の中の獲物を、胸鰭の遊離軟条の感覚器官を用いて感知する[14]。分布域の北部では5月から7月にかけて産卵し[8]エジプト沖では11月から2月にかけて産卵する[15]。産卵の際、雌雄は明確なペアを形成する[3]。卵は遠洋性であり、仔魚の胸鰭条は遊離していない[9]。全長13 cmで性成熟する個体が現れ、全長20 cmで全ての個体が成熟する[15]。1997年のマルマラ海での調査によると、採取された個体の魚齢は1 - 6年、体長は12 - 42 cm、体重は15 - 610 gであった[16]と周りの筋肉を使って発声し、群れをまとめる際に音を出す[14]

人との関わり

脚注

関連項目

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