タペストリー (企業)
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タペストリー(英語: Tapestry, Inc.)は、ニューヨーク市に本店を置くアメリカ合衆国の企業。コーチやケイト・スペード・ニューヨークを傘下に有する持株会社である。もともとはコーチ・インク(Coach, Inc.)という社名であったが、2017年10月31日に持株会社化に伴い、タペストリーに社名を変更し、商号を子会社に継承した[4]。
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ニューヨーク市10 ハドソン・ヤードにある本社 | |
以前の社名 | コーチ・インク (Coach, Inc.、2000年–2017年) |
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種類 | 公開会社 |
| 市場情報 | |
| 業種 | |
| 前身 | コーチ・レザーウェア・カンパニー |
| 設立 | 2000年6月1日 |
| 本社 | アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市10 ハドソン・ヤード |
主要人物 |
ジョアン・クレボイセラ (CEO)[1] スコット・ロー (CFO)[2] |
| ブランド | |
| 売上高 |
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営業利益 |
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利益 |
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| 総資産 |
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| 純資産 |
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従業員数 | 19,000人 (2025年) |
| ウェブサイト |
tapestry |
| 脚注 / 出典 財務データは2025年6月28日現在[3]。 | |
歴史
コーチ
コーチは1941年に設立された。小さな工房からスタートした同社は、のちに経営を引き継いだマイルズ・カーンとリリアン・カーンの手によって大きく成長を遂げた。 その後、さらなる知名度の向上と市場拡大を目指し、ケイト・スペードやスチュアート・ワイツマンといったブランドを相次いで買収。これにより、グループ傘下となった3ブランドすべての顧客層を広げることに成功した。2017年のタペストリーへの商号変更の際には、「新しい社名が顧客に受け入れられないのではないか」という投資家の懸念から一時的に株価が下落したものの、その後株価は回復している[5]。
ケイト・スペード・ニューヨーク
アメリカのファッションデザイナーであるケイト・スペードが、1993年にケイト・スペード・ニューヨークを設立した。同社は設立当初から、コーチと同様にハンドバッグやアクセサリーの製造・販売を主軸とするビジネスを展開していた。その後、2017年に24億ドルでコーチ(現タペストリー)によって買収された。
スチュアート・ワイツマン
スチュアート・ワイツマン(1941年 -)は、1960年代初頭にセイモア・シューズ(Seymour Shoes)でのキャリアをスタートさせた[6]。同社は1950年代後半に、彼の父セイモア・ワイツマンと兄ウォーレンによってマサチューセッツ州ヘイブリルに設立された会社である。1971年にスペインの企業に買収されたが、1994年にスチュアート・ワイツマンが買い戻した。長年にわたり、度重なる買収を経て会社は大きく成長し、タペストリー・グループのラグジュアリーブランドの一つとなった。
このブランドは、コーチの製品ラインナップを拡充することを目的に、2015年に5億7,400万ドルでコーチに買収された[7]。2025年2月、コーチは同ブランドをカラレス(Calares Inc.)へ売却するための交渉を開始し、同年8月4日に売却が完了した[8]。
タペストリー
コーチのブランドバッグ以外にも製品展開を拡大した際、より幅広い製品ラインナップを適切に表現するため、もともとコーチという名称だった同社は社名をタペストリーに変更した。 2017年10月31日、同社は公式に社名を変更し、ニューヨーク証券取引所のティッカーシンボルも「COH」から「TPR」へ変更した[9]。展開する製品の多くはハンドバッグやフットウェア、キーホルダーといったファッションアクセサリーであり、各傘下ブランドがそれぞれ得意とする皮革製品を中心に製造を行っている。
2020年7月下旬、同社は2019年初頭からタペストリーのCFOを務めていたジョアン・クレボイセラを新たなCEOに指名した。彼女はフォーチュン500に選出された企業を率いる36番目の女性リーダーとなった[10]。
カプリ・ホールディングスの買収破談
タペストリーは2023年8月、カプリ・ホールディングスを85億ドルで買収すると発表した[11]。カプリはヴェルサーチ、マイケル・コース、ジミーチュウといったブランドを所有する同業である[12]。連邦取引委員会は2024年4月、「手の届くラグジュアリー」ハンドバッグ市場において、コーチとマイケル・コースのような保有ブランド間の競争が減じることを理由に、買収を阻止するための訴訟を起こした。また、この統合が従業員の雇用や賃金に悪影響を及ぼす懸念も示された[13]。2024年10月24日にこの合併は差し止められた[14]。タペストリーとカプリはこの判決に対して控訴する姿勢をみせていたが、 翌月には規制上のハードルを理由に合併を中止した[15]。
経営陣
ヴィクター・ルイスは、日本法人のCEOとして同社でのキャリアをスタートさせ、中華人民共和国での勤務を経て、タペストリーのインターナショナルCEOを経て、タペストリー・インクの全体のCEOへと昇進した[16]。2019年9月、タペストリー・インクはルイスをCEOから解任し、彼が即座に退任することを発表した。
後任のCEOには、2006年6月から取締役を務め、2014年11月からは取締役会長の座にあったジデ・ゼイトリン(元ゴールドマン・サックス幹部)が就任した。[17][18]。しかし、ゼイトリンも個人的な不祥事を告発されたことにより、わずか1年足らずの2020年7月に辞任へと追い込まれた[19]。
2021年4月にVFコーポレーションの幹部であったスコット・ローを、アンドレア・ショー・レズニックの後任として最高財務責任者(CFO)に任命している[20][21][22]。
不祥事
2020年7月、タペストリーのCEOであったジデ・ゼイトリンは、自身の不適切な行動に関する調査が行われる中、CEOおよび会長の職を辞任した。これに先立ち、ある女性が「2007年に彼が写真家を装って自分に近づき、恋愛関係を迫った」と告発していた[23]。