ダッペエ
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誕生までの経緯
2009年(平成21年)、全国各地でマスコットキャラクターが生み出される中 [注 1] 、市の担当者は館山でも地域のイメージを牽引するマスコットキャラクターを形にできないかと模索していた。そんななか担当者は、期せずしてアニメ「The World of GOLDEN EGGS」の監督などとして活躍していた文原聡 [注 2] が館山の出身であることを知り、同年4月、文原に市のマスコットキャラクターの制作を依頼した。これに対して文原は「地元に貢献できるなら」と快諾。すぐさまデザインに着手した [6]。
制作にあたっては、市は館山を象徴するイメージをいくつか伝えたのみで、デザインは文原の主宰する「studio crocodile」が全面的にプロデュースした。計画初期の段階で、新しいキャラクターは「ダッペエ」と名付けられた。市役所内部からの意見も取り入れながら、作業は着々と進み、1年ほどで一般公開へ向けた最終調整に入った。ところがここで文原は、それまでのデザインをいったん白紙に戻すことを決断する。この背景には、新しいキャラクターに地域の個性を余すところなく注ぎ込みたいという文原の強いこだわりがあった[1]。
それから数ヶ月に及ぶ試行錯誤を経て、文原の想いを一身にまとった現在のダッペエの姿が結実した[1]。「館山で生まれ、館山で育ったことに誇りを持ってもらいたい、また、館山の良さを再認識し、ふるさとを大切にしてもらいたい。」その想いを象徴するように、ダッペエは2010年(平成22年)12月6日に誕生したのであった[2]。
キャラクター
- モチーフ
- 房州育ちの犬(雑種)[7]。
- 名前
- 房州弁の語尾「〜だっぺ」に由来する[7][8]。
- 性格
- おおらかで適当[7]。
- 家族
- 「南総里見八犬伝」に登場する忠犬「八房」の親戚の末裔の知り合いの親戚[7]。
- 特徴
- 頭部は「ダッペエ」の「ペ」、腹部はローマ字表記の「DAPPEE」の「D」の形をしている[2]。
- アバラ骨が1本足りず[注 3]、脇腹の黒い点はこのことを表している[1]。
- 犬なのに「ワンワン」ではなく「ペエペエ」と吠える[7]。
- 首輪は、「南総里見八犬伝」に登場する8人の青年「八犬士」の持つ8つの数珠の玉「仁義八行の玉」を象徴している[2]。
- 位置付け
- ダッペエは、典型的な「ゆるキャラ」や「脱力系キャラ」とは一線を画した「『脱力』キャラ」である。ここには、単なる癒やしを超え、館山独自の穏やかな雰囲気のなかで、「脱力」する旅を楽しんでぼしい、というメッセージが込められている[1]。
- その他
- 2017年(平成29年)には、新たに「赤ちゃんダッペエ」が登場している[10]。