ダロワイヨ
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1682年、コンデ公に仕えていたシャルル・ダロワイヨは、レセプションで供したパンが認められて、ルイ14世のもとに招かれた。その後、ダロワイヨ一族の兄弟4世代が、ヴェルサイユ宮殿で王に仕え、当時のフランスの最高の美食の称号であった“Officier de bouche”(食膳係)という名誉ある職名を得たエリート集団の一員だった。こうしてダロワイヨの兄弟やその息子達は貴族に出世し、国王の前で剣を持つ事を許された。この栄誉ある職名のおかげで、ダロワイヨの一族は王の食事に参加し、また、王の公式な儀式に招かれ、料理と食膳に関する研究に参加するようになった。
その後、フランス革命が起き、社会は壊滅して、ダロワイヨは食膳係の地位を追われることになる。シャルルの子孫であるジャン・バティスト・ダロワイヨは来たるべき社会の変革と動向を感じとって、ダロワイヨ一族の物語を守り続け、1802年にパリで最初の「美食の館 ダロワイヨ」を創業した。彼は、美食に関する全ての活動をまとめ、当時の貴族が行っていたのと同様に、新興のブルジョワジーも家庭でもパーティを開けるように、調理済みの食品を提供した。彼は、パリのフォブール=サントノレ通り(fr)に店舗を設けたが、そこは今なおダロワイヨの本店となっている。
オペラ:ダロワイヨで最も有名なケーキ

ガトーショコラの一種「オペラ」は、1955年にダロワイヨのシリアック・ガビヨンによって創製された。外から一目で全ての層が見え、一口でケーキ全体の風味が分かる新しい形のケーキを作りたかったというのが彼の意図であった。彼の妻、アンドレ・ガビヨンは、オペラ座のバレリーナに対して賛辞の念を表すためにオペラの名前をケーキにつけた。オペラは、コーヒー・シロップに浸したビスキュイ・ジョコンダとコーヒーのバタークリーム、そして、ガナッシュ・チョコレートの三層からなる長方形のケーキ。トップは、濃いダーク・チョコレートでコーティングされている。オペラは今でもダロワイヨのベストセラーである。アジアの市場ではギフトボックスに入って販売されている。


