チャイルドモデル

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チャイルドモデル (Child Model) は、概ね小学生以下の子供のモデルのこと。小学校高学年から概ね15歳以下のモデルはジュニアモデルとも呼ばれる。

チャイルドモデルは、商業における広告宣伝目的でさまざまに利用されている。

概要

子供向け商品やサービス(おむつ、ベビーウェア、離乳食チャイルドシート玩具知育玩具三輪車、子ども用自転車、子供服、学習塾 等々)、あるいは子供を含む"家族"が登場する広告や販売推進に画像素材や映像素材を提供するためにその姿が利用され、パッケージ、ウェブ広告、自社通販サイト、テレビCM、製品カタログ、雑誌広告などに掲載される。

過去数十年にわたって商業メディアが爆発的に増加、チャイルドモデルの仕事の需要が増えた。

チャイルドモデルになるきっかけ

メディアで子供モデルが有名人になってゆくのを見た保護者(あるいは子供本人)が、"私の子も"("私も")と望み、パートタイムのキャリアとしてモデルの仕事を追求するようになる。

実際には、モデルの仕事のほとんどはすでにモデルとして従事し、仕事先と提携関係を築いたモデル事務所に所属する子供のモデルたちに依頼されるので、モデルを始めたい場合の課題は最初の仕事を獲得することであるが、これは通常、すでにモデル業に関与している業者による紹介で得ることが多いので、モデル事務所に直接連絡することにより仕事を獲得することもできる。時折、公共の場または次のような草の根手段を通じて「発見」されることが子供のモデルになるきっかけになることもある[1][2]

芸能プロダクションや劇団やモデル事務所が、幅広い業務のひとつとしてチャイルドモデルの紹介事業を行っている場合もあり、また、チャイルドモデル専業の事務所もある。


キャリアパス、転進分野

モデルの職業寿命は短いので、長い人生を見据えた場合は、モデル以外の仕事へキャリアを変更するための準備を行わなければならない。

チャイルドモデルからアイドルや俳優に転身する例も多い。自分の容姿を活用しつつ多様な分野に進出することでで、生き残りを図る。

  • アイドルジュニアアイドル。U-15(15歳以下)、U-12(12歳以下)などと分類される。所属事務所がアイドル分野での活動を段階的に増やすことがある。アイドルも職業寿命が短いので、しばらくするうちにアイドル以外の活動分野を見つけなければならなくなる。
  • 俳優 ─ まずは子役として俳優になり、将来的にも大人の俳優として生きてゆくことを狙う。チャイルドモデルとしてキャリアをスタートさせ、女優にキャリアチェンジした例としては、キャサリン・ハイグルリンジー・ローハンゼンデイヤベラ・ソーンリヴ・タイラーブルック・シールズらがいる。本「 リザンヌ:若いモデル 」は、1970年代後半にフォードモデリングエージェンシーでブルック・シールズの同僚であったリザンヌ・ファルク英語版 の人生についての著書であるがこのなかでファルクは、シールズと同様に、雑誌の表紙、特にSeventeen誌の編集ファッションレイアウト、雑誌や通信販売カタログの広告で活躍し比較的成功をなした子供のモデルで、両者は1977年のシアーズとモンゴメリー区広報カタログにも登場し共演しているが、ファルクは、シールズと同様に年をとるにつれてモデル業から映画俳優方面に移行していった。
  • その他 ─ デーブ・スペクターは、子供時代にケロッグコーンフレークのテレビCMに出るなどモデルの仕事をしたが、歳を重ねるにつれコメディ劇団セカンド・シティに所属したり、コメディ・ライターとして活躍した後、1983年、ABCテレビの番組「リプレーの世界奇談集」のプロデューサー及び番組内における日本特派員として再来日し、テレビプロデューサーや日本の"テレビタレント"の仕事をするようになった。

給与

一般に、とくに決まりがあるわけではない。

イギリスのモデル事務所の情報によると、給与の具体的金額について説明することは困難だという。クライアント(広告依頼主)の商品ごとに広告予算が大きく異なっており、チャイルドモデルに支払われる額も千差万別だからである[3]。支払い小切手の金額の多寡はモデルの親にとってあまり問題にならず、自分の子の姿がモデルとして使われたことに誇りを感じるということを説明しつつ、広告への出演の契約がまとまれば、数時間程度の撮影で100 ポンドから600 ポンドほどの金額の支払う契約が結ばれる、と説明している[3]

ドイツでも、個々の撮影契約で金額は千差万別であり、使われる媒体や撮影が行われる町や都市でも傾向が異なり、低額なほうではSNS広告用の1回(数時間)の撮影で250 ユーロあたりから。まる1日の撮影契約で、"バイアウト"と言って撮影した画像の未来永劫あらゆる媒体で使用できる権利を含む場合は 750 ユーロほどの金額の案件もある。


法律などと関係

ILOとの関係

ILO児童労働を禁止しているものの、芸能・文化活動は、次のような条件をすべて満たせば、「例外的に許可され得る労働」 としている。

必要な条件
  • 子どもの健康や教育を害さない
  • 労働時間制限を守る
  • 強制でない
  • 国家の監督下にある

したがって、撮影スタッフ側が、子供の学校授業参加に差し障りのあるような時間帯に撮影のスケジュールを組むことや、保護者が子供に授業を休ませて撮影現場に送り込むことはILOが禁止している児童労働に該当する可能性があり、時間制限を破り長時間撮影の被写体にさせることもいけないし、子供本人が撮影を望んでいないのに強制することもいけない、ということになる。

日本の法規で、労働基準法第6章第56条により、児童が満15歳に達した日以後の最初の3月31日が終了するまでは就労させることはできないと規定されているが、同法第56条第2項により、前項の規定に関わらず映画の製作又は演劇の事業については満13歳に満たない児童についても使用できると規定されており、この適用を受けて多くのチャイルドモデル、ジュニアモデルが活動している。

関連項目

参照資料

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