チャックワゴン

From Wikipedia, the free encyclopedia

チャックワゴン: Chuckwagon)は、炊事用の幌馬車19世紀アメリカ合衆国カナダ、特に西部開拓時代の長距離移動(ロングドライブ)において広く使用された。ローリング・キッチンとも呼ばれる。チャックとは、アメリカ西部の俗語で食物を指す。

オースティンのWildlife Expoで再現されたチャックワゴン

チャックワゴンを考案したのは、テキサス州チャールズ・グッドナイト英語版だった。1866年に牧畜業者のグッドナイトがカウボーイのための炊事車として、南北戦争の放出品だった軍用馬車を改造したのが始まりとされる。のちに馬車製造会社のスチュードベーカーが専用のチャックワゴンを作り、1台75ドルから100ドルで販売した[1]

チャックワゴンの食事

現在でもテキサスで使用されているチャックワゴン

荷台に食材や調味料を積み、後部には棚と折りたたみ式の調理台があり、調理用具食器コーヒーミルなどを運んだ。チャックワゴンのコックはクッキーと呼ばれ、フライドステーキサワードウ・ビスケットと呼ばれるパン、ドライフルーツのシチュー、ポークビーンズダンプリングコーヒーなどを作った。コーヒーは生豆を運び、煎れるたびに焙煎した。またアルコール飲料の持ち込みは基本的に禁止されていた[2]。カウボーイは旅の食事を重視し、クッキーの腕が悪いと別の仕事に移ってしまう者もいた[3]

出典・脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI