チリグモ属

From Wikipedia, the free encyclopedia

チリグモ属 Oecobius Lucas, 1846 はチリグモ科に属するクモの群。小型でやや扁平なクモである。

体長が1.5mmからせいぜい3mmまでの小柄なクモ[1]。8眼の完性域類のクモで、3爪、篩板がある。書肺は1対で気管系を持つ。体は扁平になっている。背甲はほぼ円形だが多少長さより幅が大きく、また前縁の中央が鼻のような形に突き出す。胸板は横長。下唇は可動で横長。下顎は八の字状で先端が互いに近寄る。眼は背甲前端近くの中央に寄り集まって配置し、前後2列に並び、前列はほぼ横並び、後列は多少前曲、つまり側眼が中眼よりやや前寄りにある。前列では中眼と側眼はほぼ接し、中眼同士は少し離れる。後列の中眼は菱形に変形しており、側眼は反射層が無くて黒く見える。上顎は短く、また牙も短く、牙堤歯(牙に対面する上顎内側にある隆起の上の歯状の突起)はない。歩脚は比較的短くて4対共にほぼ同じ長さ。その配置は基本的には前行性(前2対が前を向き、後ろ2対が後ろを向く)であるが、静止時の様子は横行性(カニグモなどに見る形で、前3対が前向き、後1対が後ろ向き)を思わせる特殊な形になる。糸疣は3対あり、その直前には篩板がある。篩板は左右2つに分かれるが、その境界は不明瞭になっている。前疣は太くて短く、2節からなる。中疣は円柱状で他の2対よりずっと小さい。後疣は大きくて2節からなり、その先端側の節が特に長くて内側に曲げることができる。肛丘はよく発達して楕円形になっており、多数の長い毛がある。

種と分布

脚注

参考文献

Related Articles

Wikiwand AI