チン小帯

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チン小帯(チンしょうたい、Zinn’s membrane, ciliary zonule)は、毛様体小帯または毛様小帯とも呼び、毛様体水晶体に繋ぐ環状の線維である。ヨハン・ゴットフリート・ツィン英語版にちなんで名づけられた。

概要 チン小帯, 概要 ...
チン小帯
ヒトの目の模式図(チン小帯は、図の左上に描かれている。)
眼球の矢状面の上半分(チン小帯は、中央付近に見える。)
概要
表記・識別
ラテン語 zonula ciliaris
ドーランド
/エルゼビア
z_01/12870397
グレイ解剖学 p.1018
TA A15.2.05.015
FMA 58838
解剖学用語
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はたらき

チン小帯は眼球の内部で水晶体を固定している、線維のあつまりである[1]。チン小帯が水晶体を支えることによって、水晶体はその形を左右対称に保ち、ピントを網膜に合わせることができる[1]。加齢にしたがって劣化していくほか、目をこすることによっても劣化し[1]、一旦切れると再生しない[1]

発達

毛様体上皮細胞がチン小帯の一部を形成している可能性がある[2]

解剖学

チン小帯は、2つの層に分かれている。薄い層は硝子体窩に並び、厚い層は小帯線維が集まっている。線維は、毛様体小体として知られる[3]。チン小帯の直径は、約1から2 μmである[4]

水晶体との摩擦等で、色素顆粒がチン小帯から放出されると、虹彩の色は徐々に薄くなる。これらの色素顆粒がチャネルを阻害し、緑内障を引き起こすこともある。

チン小帯は、主に結合組織タンパク質であるフィブリリンで構成されている[2]。フィブリリン遺伝子の変異はマルファン症候群を引き起こし、水晶体脱臼の危険が高まる[2]

見かけ

チン小帯は、細隙灯で見ることは難しいが、子供のものや虹彩欠損症、水晶体亜脱臼の場合は見えることがある[5]。チン小帯の数は、年齢とともに減少する[4]。チン小帯は、水晶体外縁の前方及び後方に挿入されているように見える[6]

画像

出典

外部リンク

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