ツルウメモドキ
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| ツルウメモドキ | ||||||||||||||||||||||||
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ツルウメモドキ(果実) | ||||||||||||||||||||||||
| 分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Celastrus orbiculatus Thunb. var. orbiculatus (1784)[3] | ||||||||||||||||||||||||
| シノニム | ||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||
| ツルウメモドキ | ||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||
| Oriental staff vine, Japanese bittersweet |
ツルウメモドキ(蔓梅擬[5]、学名: Celastrus orbiculatus または Celastrus orbiculatus var. orbiculatus)は、ニシキギ科ツルウメモドキ属の落葉つる性木本。
分布・生育地
特徴
落葉つる性の木本で、他の植物に絡みつく[6][5]。全体に無毛[7]。つるは、はじめはまっすぐに伸びるが、他の植物があると伸びやかにからまりながら右巻き(S巻き)へ巻き登り[8]、よく生長し他の木を覆うこともある。本年度のつるは緑色をしており、2年目以降は茎は木化して茶褐色になり、皮目が目立つようになって太くなっていき、他に巻き付くものがないと直径5センチメートル (cm) にもなる場合もある[8]。樹皮は灰褐色で、成木では粗く網目状に浅く割れる[7]。若い枝は赤褐色から灰色で短枝もでき、菱形の皮目がある[7]。一年枝の基部には古い芽鱗が残っていることも多い[7]。
葉は互生し、長さ5 - 10センチメートル (cm) の倒卵形から楕円形で[5]、葉柄は2 cm前後。葉縁には浅い鋸歯がつき、波型で丸い形状をしており、名の通りウメやウメモドキに似る。表面、裏面とも無毛で、全体に薄く紙質で、網目状の葉脈がある[9]。秋になると、やや薄い黄色から鮮やかな黄色に紅葉して葉が落ちる[6][8]。紅葉は条件がよいと濃い黄色に染まる[6]。
花期は5 - 6月[5]。雌雄異株[5]。葉腋から短い集散花序を伸ばして、黄緑色ないし淡緑色の数ミリメートル (mm) 程度の小さく地味な5弁花が多数咲く[5]。雄花は5個の雄蕊が目立ち、雌花は中心の雌蕊1個に、3裂した柱頭がつく[5][9]。
果期は秋(10 - 12月)[5]。雌株につく果実は蒴果で、秋に淡黄色に熟すと3つに裂開し、鮮やかな橙赤色の仮種皮に被われた種子が現れる[5][10]。種子は落葉後の冬場も残って橙赤色が目立ち[7]、鳥に食べられて散布される。
冬芽は茎に互生し、円錐形や球形で花芽は丸みがあり、6 - 10枚の芽鱗のうち外側2枚がやや開いている[7]。互生する側芽は先が尖るものがある[7]。葉痕には維管束痕が1個みられる[7]。
- 雄花
- 果実
- 葉と果実
利用
近縁種
同属はアジア、オーストラリアからアメリカに分布する。日本には類似種としてオオツルウメモドキ(C. stephanotiifolius)[11]、イワウメヅル(C. fragellaris)などがある。
- オオツルウメモドキ(C. stephanotiifolius)
- オオバツルウメモドキ(C. kusanoi)
- リュウキュウツルウメモドキ(C. kusanoi var. glaber)
- テリハツルウメモドキ(C. punctatus)
- イワウメヅル(C. fragellaris)