テイショウソウ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| テイショウソウ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
静岡県東部 2020年10月下旬 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| Ainsliaea cordifolia Franch. et Sav.[1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| テイショウソウ |
地下茎は細く、結節があり、地中を横にはう。茎は直立または斜上し、褐紫色で、高さは30-60cmになり、はじめ淡褐色の綿毛におおわれているが、後にほとんどが脱落する。葉は茎の下部に輪生状に4-7枚つき、長い葉柄があり、葉身は卵状ほこ形で、長さ10-16cmになり、先は鈍頭、基部は矢じり状心形になり、ふちに粗い波状の鋸歯がある。成熟した葉の表面は、しばしばカンアオイのような白い雲紋状の模様があり、裏面はわずかに暗紫色をおびる[2][3][4]。
花期は9-11月。頭状花序は総状につき、一方にやや偏って花をつける。花柄は長さ2-3mmあり、長さ1mmの三角形になる苞を多数つける。総苞は長さ11-14mmになる筒形で、総苞片は鱗状に重なり、紫色を帯びる。1頭花は3個の小花からなり、花冠は白色で5裂し、花冠の長さは15-19mm、筒部の長さは6-8mmになる。各頭花は3個の小花が合体し、一見15裂した白い裂片と3個の雌蕊からなる一輪の花のように見えるのは、この属の日本に分布するものの特徴。果実は痩果になり、無毛。上端に長さ9-11mmになる1列の冠毛があり、羽毛状になる[2][3][4]。
分布と生育環境
名前の由来
ギャラリー
下位分類
近縁の種
名前が似ている同属の種にマルバテイショウソウ Ainsliaea fragrans Champ. ex Benth.[10]がある。葉が茎の下部に4-5個が輪生状につき、葉身は卵形で長さ6-10cm、両面に褐色毛が密に生える。長さ4-9cmになる葉柄があり、褐色の長い軟毛が密生する。日本では四国の高知県、九州の宮崎県・熊本県・鹿児島県に稀に分布し、日本国外では台湾、中国大陸(南部)に隔離分布する。環境省の絶滅危惧II類(VU)に選定されている[3]。
また、奄美大島、沖縄島、石垣島等に分布するオキナワハグマ Ainsliaea macroclinidioides Hayata var. okinawensis (Hayata) Kitam.[11]に、別名として、オキナワテイショウソウが使用されている[3][11]。