ディバタグ

From Wikipedia, the free encyclopedia

ディバタグAmmodorcas clarkei)は、ウシ科ディバタグ属に分類される偶蹄類。本種のみでディバタグ属を構成する(単型)。

概要 ディバタグ, 保全状況評価 ...
ディバタグ
ディバタグ
ディバタグ Ammodorcas clarkei
保全状況評価
VULNERABLE
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 VU.svg
Status iucn3.1 VU.svg
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
: ウシ目 Artiodactyla
亜目 : ウシ亜目 Ruminantia
: ウシ科 Bovidae
亜科 : ブラックバック亜科 Antilopinae
: ブラックバック族 Antilopini
: ディバタグ属 Ammodorcas
: ディバタグ A. clarkei
学名
Ammodorcas clarkei
(Thomas, 1891)
和名
ディバタグ
英名
Clarke's gazelle
Dibatag
分布
閉じる

分布

形態

体長150-170cm[2]。尾長30-36cm[1]。肩高80-88cm[1][2]体重20-32kg[1][2]。頸部は非常に長い[1][2]。尾は細長く先端は踵に達し、基部の断面は円形[1]。背面の毛衣は赤や赤紫がかった灰褐色で、眼の周囲や腹面、臀部の毛衣は白い[1][2]。正中線および吻端から眼にかけて暗赤褐色の筋模様が入り、これらの筋模様の間に白い筋模様が入る[1][2]

脳頭蓋(眼窩より後方の頭骨)は顔面頭蓋(眼窩後端より前の部分)の1/3と短い。[1]眼下部にある臭腺(眼下腺)は眼窩の中にある[1][2]。吻端の体毛が無く露出した板状の皮膚(鼻鏡)は狭く、上唇は突出し可動性がある[1][2]。四肢は非常に長い[1][2]。後肢基部の内側(鼠蹊腺)や蹄の間(蹄間腺)には臭腺が無い[1][2]

オスにのみ後方へ湾曲した後に先端が前方へ向かう、「く」やアルファベットの「L」字状の角がある[1]。角長25-34cm[1]。角の基部は断面が円形で、5-10の節がある[1]。乳頭の数は4[1]

生態

サバンナ雨季には草原にも生息する[2]。単独やペア、もしくはオス1頭、メス3-5頭からなる小規模な群れを形成し生活する[1]薄明薄暮性で、昼間は木陰や茂みの中で休む[2]。危険を感じると頸部や尾を直立させ反らしながら逃げる[1][2]。和名や英名(Dibatag)は「尾を立てる」という意味のソマリ語に由来する[1]

食性は植物食で、主に木の芽やを食べるが、果実も食べる[1][2]。高い場所にある木の葉は後肢だけで直立しながら食べる[1]

繁殖形態は胎生。妊娠期間は12か月[2]。主に3-5月に1回に1頭の幼獣を産む[2]

人間との関係

放牧、紛争、毛皮目的の乱獲などにより生息数は激減している[2]。また旱魃によっても生息数が減少している[2]。エチオピアでは1971年に法的に狩猟が禁止されているが、密猟される事もある[2]

関連項目

参考文献

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI