ディープグリーン
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本作は従来のような紙媒体ではなく携帯電話を主体としたウェブコミックのため、画面表示に合わせた作画などの試行錯誤が成されている。作者の佐々木自身、ストーリー漫画の携帯電話による配信は困難と考えていたが、自身の作品『ブレーメン5』の外伝作品『ブレーメン5 SNOW MOON』のウェブコミック化に成功したことで、本作の制作にこぎつけたという[2]。
前作『ダークグリーン』や、2002年に発表された外伝『リュオン』とは世界観を共有しており、パラレルワールドの類ではなく、『リュオン』において主要人物の1人・西荻北斗が地雷事故で植物人間になった等の設定もそのまま受け継がれている。また前作までの舞台である精神世界「R-ドリーム」と異なり、本作の舞台となる夢世界は一般人の見る普通の夢だが、リュオンが入り込むことにより内容が具体的な夢へ変化し、夢を見ている者が傷を負うと、現実でも肉体に傷が生じたりする[2]。
2009年末、『MiChao!』の更新終了にともない、同年12月に最終話が公開され、同月に単行本最終巻である第4巻が発売されて完結に至った。最終巻にあわせて作者の公式サイトに掲載されたエッセイによれば、当初は単行本にして5巻分の構想があったらしく、盛り込まれるはずだったエピソードがいくつかカットされ、ラストの展開がかなり駆け足にならざるを得なかったことが語られている[3]。
単行本最終巻の後書きで『ダークグリーン』、『ディープグリーン』、『ディメンショングリーン』の3部作構想が語られており、2010年よりディメンショングリーン』が同人誌として出版されている。
あらすじ
『ダークグリーン』の物語から数十年後[1]、R-ドリームでの戦いもリュオンの存在もほとんど忘れ去られた現代。平凡な高校生活を送る少女・舞はある日、夢の中で幼い少年に出会う。舞はその少年をあのリュオンだと知るが、リュオンは自分が誰かもわからず、自分を追う怪物たちに怯え続けていた。リュオンを守る決心をした舞は、共にリュオンの謎を追い始める。舞の仲間たちも半ば興味本位で不思議な夢へ入り込むものの、やがて悪夢の世界の危険さを身をもって体験することとなる。やがて物語はR-ドリームの消滅と、それにともなう人類滅亡の危機へと近づいてゆく。