リュオン
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本作誕生の発端は、かつてほぼ同時期に少女漫画雑誌に掲載されていた佐々木作のSF長編作品『ダークグリーン』『那由他』『ブレーメン5』の文庫本版を目にした編集担当者が、佐々木に作品の執筆を依頼したことから始まる[1]。
佐々木の過去の作品を愛読していたその担当者は、佐々木との数度の打ち合わせの末、『ダークグリーン』の外伝の執筆を依頼。こうして『ダークグリーン』の続編という形で『リュオン』が誕生し、雑誌掲載に至った[1]。
後にその編集担当者は、『那由他』『ブレーメン5』の外伝も描けないかと佐々木に依頼。これも執筆されることになり、『リュオン』単行本化の際に書き下ろし作品として同時に収録された[1]。リュオンが『那由他』や『ブレーメン5』の世界に迷い込むという形式で描かれており、『ダークグリーン』と『那由他』は同一世界と思わせる描写が為されているが、『ブレーメン5』の世界は『ダークグリーン』とはパラレルワールドであることが作中で示唆されている[2]。
2011年には幻冬舎コミックスから文庫本として刊行され、前述の編集担当者の希望による描き下ろし作品『ミュロウ』が新たに収録されている[3]。
その他、『ダークグリーン』関連ではない単行本未収録作品が5点、単行本・文庫本双方に収録されており、そのうちの一つ『ルオスV』(『コミックゲーメスト』1997年4月掲載)のアイディアは、後に『ダークグリーン』シリーズ第3弾『ディメンショングリーン』へと繋がっている[3]。
あらすじ
- リュオン
- ターン(『那由他』の外伝)
- R-ドリームの中で北斗と共にゼルと戦い続けるリュオンは、誰かが自分を呼ぶ声を耳にする。次の瞬間、そこはR-ドリームではなく、ターンと名乗る少年がいた。そこは三千年前の地球。人間たちが神々の賜物と言われる「輪(ジャルン)」により、アザドーと呼ばれる怪物たちと戦い続けていた。
- ヒュウ(『ブレーメン5』の外伝)
- 『ターン』のラストで、ターンによって三千年後の未来、即ち現代のR-ドリームへ帰還したはずのリュオンは、150年ほど未来へ行き過ぎ……そこにはターンそっくりの少年がいた。しかし彼は上半身は人間、下半身は黒豹──彼の名はヒュウと言った。そこは果てしない宇宙空間を旅する宇宙船、ジェダIIの中だった。
- ミュロウ(『ダークグリーン』の外伝)
- かつての北斗やリュオンの仲間、ミュロウとその娘のミランダが、R-ドリームへ入り込んだ。『ダークグリーン』終盤でアクシデントにより小さな人形のような姿となってしまっていたミュロウは、あらゆるものを元に戻すという「復活の滝」の存在を知り、元の姿に戻るため、ミランダとともに滝を目指す。