トウカイヤマトガイ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| トウカイヤマトガイ | |||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||
| Japonia katorii Minato, 1985[1] | |||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||
| トウカイヤマトガイ |

トウカイヤマトガイ(東海大和貝)、学名 Japonia katorii [1] はヤマタニシ科のヤマトガイ属 Japonia に分類される陸産の巻貝の一種。本州中部の樹林に生息する日本の固有種。和名は本種が東海地方を中心に分布することに由来し、種小名 katorii は ラテン語で「カトリの〜」の意で、本種のタイプ標本を採取した貝類研究家・鹿取秀雄(かとり ひでお)への献名。
形態
貝殻は殻高5mm、殻径6mm前後。やや低い円錐形で、殻質は薄く周縁部に毛状突起が発達する。殻色は淡褐色、または赤褐色であるが、生時は透視される軟体の色や殻表に付着した土などによってより暗色に見える。
胎殻は2層で平滑でかすかに光沢がある。螺層は胎殻を入れて5.5層ほどあり、螺管の断面はほぼ円形だが周縁部は僅かに角張る感じがある。各螺層はよく膨んで縫合は深く顕著。殻皮には一定間隔で薄板状の縦褶が形成され、それぞれの縦褶の中央付近に先が尖った刺毛突起がある。この構造が連続することで周縁に刺毛突起列が形成される。刺毛突起の先端部はやや彎曲する。毛状突起列より上面には7-8条の、底面には6-7条の微細な螺条を廻らし、殻底には周縁のものより短い刺毛列を廻らすが貧弱であまり目立たない。
殻口縁は成貝でも薄く単純。臍孔は明瞭に開き殻径の1/5程度の大きさ。蓋は円形で淡黄色の薄いキチン質で多旋型[1][4]。
体はくすんだ灰白色。触角は1対のみで灰黒色、先端近くで昆棒状に弱く膨らみ、先端そのものは多少尖る。眼は黒色で触角基部の外側にある。オスは頭部右側のやや後方に陰茎をもつ。