トランス・アフリカ・ハイウェイ
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トランス・アフリカ・ハイウェイ(英: Trans-African Highway network)は、アフリカ大陸の国々を結ぶ幹線道路網である。国連アフリカ経済委員会、アフリカ開発銀行、アフリカ連合がアラブ・マグレブ連合、西アフリカ諸国経済共同体、南部アフリカ開発共同体と共同で開発にあたっている。高規格道路によるインフラ整備と道路を基盤とする国際貿易回廊の管理を通して、貿易の促進と貧困の削減を目指している。9路線で構成され、その総延長は56,683 kmである。
通過する国
路線
東西
| 番号 | 区間 | 概要 |
|---|---|---|
| TAH 1号線 | カイロ - ダカール | 地中海沿岸や北西アフリカの大西洋沿岸を通る。ほとんどの区間が通行可能だが、アルジェリアとモロッコの国境は封鎖されている。TAH 1号線と7号線をあわせてアフリカ大陸の北西路を構成している。また、アラブ・マシュレク国際道路ネットワークのM40と接続している。 |
| TAH 5号線 | ダカール - ンジャメナ | サヘル横断道路(Trans-Sahelian Highway)とも呼ばれる。サヘル地域の西アフリカを結んでおり、完成度は80%程度である。 |
| TAH 6号線 | ンジャメナ - ジブチ | TAH 5号線と連続している。ンジャメナからサヘル地域を東進し、インド洋に面した港のジブチまで結んでいる。TAH 5号線と6号線の大まかなルートは20世紀初頭にフランスにより提唱された。 |
| TAH 7号線 | ダカール - ラゴス | 西アフリカ沿岸道路(Trans–West African Coastal Road)とも呼ばれる。完成度は80%程度である。TAH 1号線とあわせて西アフリカの南北ルートを構成する。 |
| TAH 8号線 | ラゴス - モンバサ | TAH 7号線と接続してアフリカ大陸を東西に横断しており、7号線と合わせると全長は10,269 kmにもおよぶ。東部のケニアやウガンダでは道路が完成しており、これらの国々ではTAH 8号線を指してトランス・アフリカ・ハイウェイと呼ぶこともある。西部のナイジェリア、カメルーン、中央アフリカ共和国でも概ね完成しているが、コンゴ民主共和国を通過する区間が未完成であるため全線走破は現実的でない。 |
| TAH 9号線 | ベイラ - ロビト | 東半分は完成しているが、西半分のアンゴラやコンゴ民主共和国南部では再建が必要である。 |
南北
| 番号 | 区間 | 概要 |
|---|---|---|
| TAH 2号線 | アルジェ - ラゴス | サハラ砂漠縦貫道路(Trans-Sahara Highway)とも呼ばれる。ほぼ完成しており、未舗装の区間は200 kmを残すのみである。 |
| TAH 3号線 | トリポリ - ケープタウン | 未完成の区間が長く、再建が必要な区間も多い。容易に通行可能なのはリビア、カメルーン、アンゴラ、ナミビア、南アフリカ共和国の舗装区間のみである。 |
| TAH 4号線 | カイロ - ケープタウン | カイロからケープタウンへアフリカ大陸を縦貫する道路は、イギリスがケープ・カイロ鉄道とともに構想したことから始まる。アフリカにおける植民地支配の強化を目的としていたが、ドイツ領東アフリカの存在や自然条件の厳しさ、財政難などで工事が進まなかった。第二次世界大戦後にアフリカ諸国が独立してったため植民地時代での全面開通は果たせなかった。 |