トリップ姉妹の肖像
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| オランダ語: Margarita Trip die als Minerva haar zuster Anna Maria Trip onderwijst 英語: Portrait of the Trip Sisters | |
| 作者 | フェルディナント・ボル |
|---|---|
| 製作年 | 1663年 |
| 素材 | キャンバス上に油彩 |
| 寸法 | 208 cm × 179 cm (82 in × 70 in) |
| 所蔵 | アムステルダム国立美術館 |
『トリップ姉妹の肖像』(トリップしまいのしょうぞう、英: Portrait of the Trip Sisters)、または『妹アナ・マリア・トリップに教えているミネルヴァとしてのマルガリータ・トリップの肖像』(いもうとアナ・マリア・トリップにおしえているミネルヴァとしてのマルガリータ・トリップのしょうぞう、蘭: Margarita Trip die als Minerva haar zuster Anna Maria Trip onderwijst、英: Portrait of Margarita Trip as Minerva Teaching Her Sister Anna Maria Trip)は、17世紀オランダ絵画黄金時代の画家フェルディナント・ボルが1663年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である。アムステルダム国立美術館の所蔵品である[1]が、現在、同じくアムステルダムにあるオランダ王立芸術科学アカデミーに展示されている。「fBol 1663」という画家の署名と制作年が記されている[1]。
この絵画は、商人のルイス・トリップと彼の妻エメレンティア・トリップの娘であるマルガリータ・トリップ (1640–1714年) と彼女の妹アナ・マリア・トリップ (1652–1681年) を表している。マルガリータは芸術と科学の女神ミネルヴァの兜をかぶり、胸甲を着けている。一方、熱心に学ぼうとしている生徒は11歳のアナ・マリアである。現実には、彼女は個人教師についていた[1]。
左側では2人のプットが大きな本を運んでいるが、それは知識への愛を示唆している可能性がある。後景には手すり子があり、その背後の公園のような場所にはイルカの上に乗ったプット (またはキューピッド) の形をした噴水がある。このモティーフは、古代ローマ美術に由来するものである。手すり子の上にはクジャクもいる。右端の壁を背にして、メドゥーサの首が載ったミネルヴァの盾がある。
ルイス・トリップはまた、堂々たるトリッペンハウスの建築も依頼し、自身の暖炉の上には本来、本作と『慈愛としてのヨハナ・デ・ヘールと子供たちの肖像』 (アムステルダム国立美術館からオランダ王立芸術科学アカデミーに寄託) が掛けられた[2]。『慈愛としてのヨハナ・ヘールと子供たちの肖像』も本作のように寓意的意味合いを持つ。モデルの人物が神話上の役柄で表される絵画は、「歴史的肖像 (portrait historié)」と呼ばれる。そのような肖像画は、17世紀には一般的であった。
来歴
本作は元来、トリッペンハウスの南棟の2階の角部屋に掛けられていた。北棟にはヘンドリック・トリップが居住していた[3]。アムステルダム国立美術館は1816-1885年の間にはトリッペンハウスにあり、その大広間は、レンブラントの『夜警』とバルトロメウス・ファン・デル・ヘルストの『シュッテルス家の食事 (Meal of the Schutters)』を向かい合わせに展示するために二分割された[4]。その時、本作と『慈愛としてのヨハナ・ヘールと子供たちの肖像』がアムステルダム国立美術館の収集に加わったのかもしれない。
展示歴
- Kinderen op hun mooist. Het kinderportret in de Nederlanden 1500-1700, Frans Halsmuseum, Haarlem, 7 October-31 December 2000, ISBN 9076588120.
- Holländsk guldålder. Rembrandt, Frans Hals och deras samtida, Nationalmuseum, Stockholm, 22 September 2005 – 8 January 2006, ISBN 917100730X.
- Rembrandt? The Master and his Workshop, Statens Museum for Kunst, Kopenhagen, 4 February-14 May 2006, ISBN 978-8790096519.