トロヤン
ブルガリアの町
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トロヤン(ブルガリア語: Троя̀н、Troyan)はブルガリア北西部の町、およびそれを中心とした基礎自治体。ロヴェチ州に属する。ブルガリアの首都ソフィアからおよそ160キロメートルにある。最も近い民間空港はゴルナ・オリャホヴィツァにあり、トロヤンから105キロメートル離れている。町の中心をベリ・オスム川(Бели Осъм / Beli Osam)が流れる。
ブルガリア社会党のディリャン・エンキン(Дилян Енкин / Dilyan Enkin)が1995年から2007年まで、ヨーロッパ発展のためのブルガリア市民のミンコ・アキモフ(Минко Акимов / Minko Akimov)が2007年から市長を務める。
歴史
文化
この地域は、歴史的・文化的にはトロヤン修道院(Troyan Monastery)のお膝元であった。8月15日は修道院の守護聖人の日であり、各地から数千人の人々が集まってこの日を祝福し、生神女マリヤのイコンを見る。このマリヤのイコンは独特なものであり、銀で作られた3つの手がついている。イコンの起源は定かではないが、このイコンにまつわる多くの話が残されている。それらの話の中には、奇蹟に関するものもある。
トロヤンの町は、地元で取れる粘土質の土の質の良さから、トロヤン焼きとして知られる陶器生産の伝統で知られている。その伝統と高い知名度により、ブルガリアの「陶器の里」とも呼ばれる。ブルガリア民族復興時代、陶器は地元の工芸家らの主要な収入源であった。この地方の最もポピュラーで伝統的な柄は「トロヤンスカ・カプカ(トロヤンの雫)」と呼ばれ、技能を持った職人の手で一枚一枚絵付けされる。食事用としてはもちろん、その鮮やかな柄ゆえに飾り皿としても使用されることも多い。トロヤン焼きは今日、旅行者の人気の土産物として売られている。伝統的な陶器の例は町の博物館で見ることができる。博物館は市役所の向かいに位置している。
また、ヌンキ複合施設(Nunki)および聖パラスケヴァ聖堂も見所のひとつである。これらは共に19世紀に建てられた。
質の良いプラムのブランデー(ラキヤ、スリヴォヴァ)の生産は町の文化の一つとなっている。これに関連して、プラム祭りが秋に催される。プラムのブランデーはブルガリア国内や国外でも認知され、売られている。
トロヤンの守護聖人ブルガリアの聖ペトカ(Петка Българска / Petka Balgalska)の日である10月14日がトロヤンの公式の祝日となっている。
自然


トロヤンの地域はコジャ・ステナ(Козя стена / Kozya Stena)、ステネト(Стенето / Steneto)、セヴェレン・ジェンデム(Северен Джендем / Severen Dzhendem)といった自然保護区があり、中央バルカン国立公園(Национален парк „Централен Балкан“| / Natsionalen park "Tsentralen Balkan"、en)の一部をなしている。保護区には独特の形をした奇岩や、滝、野生の生物などがみられる。主な見所への観光客の立ち入りは認められている。
産業
トロヤンにちなむもの
南極大陸のサウス・シェトランド諸島、リヴィングストン島にあるトロヤン峰(Troyan Peak)は、トロヤンにちなんで命名された。
町村
トロヤン基礎自治体(Община Троян)には、その中心であるトロヤンをはじめ、以下の町村(集落)が存在している。
姉妹都市
ギャラリー
脚注
- ^Главна Дирекция - Гражданска Регистрация и Административно Обслужване (2008年9月15日). “Таблица на населението по постоянен и настоящ адрес” (ブルガリア語). 2008年10月8日閲覧。