ドン・ロドリゴ日本見聞録
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『ドン・ロドリゴ日本見聞録』(ドン・ロドリゴにほんけんぶんろく)とは、スペインのフィリピン臨時総督ロドリゴ・デ・ビベロが執筆した書物。江戸時代初期に遭難して日本に漂着した際の見聞をまとめたものである。
ロドリゴ・デ・ビベロの「万世一系」論
16-17世紀のヨーロッパ人も、中国人と同様、日本人の万世一系の皇統とその異例な古さという観念を受け入れた[2]。『日本書紀』は、神武天皇が帝国を創建した紀元前660年の第一月第一日を王朝の起点とした。聖徳太子は、この日付を初めて定式化した。その日本建国の日付を西暦に計算しなおして紀元前660年としたのは、ヨーロッパ人である。
『ドン・ロドリゴ日本見聞録』には、日本人について以下のように記述されている[3]。
彼らのある種の伝承・記録から知られるのは…神武天皇という名の最初の国王が君主制を始め、統治をおこないだしたのは、主キリスト生誕に先立つこと六六三年も前、ローマ創建から八九年後だということである。日本がまことにユニークな点は、ほぼ二二六〇年のあいだ、同じ王家の血統を引く者一〇八世代にもわたってあとを継いできたことである。 — ドン・ロドリゴ・デ・ビベロ、『ドン・ロドリゴ日本見聞録』