ナシカトク
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ブルネイでは路上露天商やコンビニエンスストアから格式の高いレストランまでさまざまな場所で食べられる[2]。2000年代後半にはナシカトクを扱う飲食チェーンや24時間営業の店が登場し、ブームとなった。これによりブルネイ固有のファストフードとしての地位を固めた[4][5][6]。今日のブルネイでは複数のチェーンがさまざまなタイプのナシカトクを提供している。提供店の例にはナシカトク・カカ、ナシカトク・ママ、ナシカトク・リリー、ナシカトク・ナイリスがある[4]。
ブルネイと社会・経済的なつながりの強い東マレーシアにも伝わっており、ミリ、リンバン、ラワス、ラブアン、シピタン、パパール、コタキナバルのような都市で見ることができる[7]。
歴史
この料理の名はブルネイ・マレー語の「米」(ナシ)と「ノックする」(カトク)から取られている[3]。24時間営業のファーストフード店が存在しなかった時代、夜中に飲食店の窓をノックして店主を起こし、手近な材料で食事を作ってもらったことから名付けられたという話が伝わっている[1][5]。通説では、1980年代に中国系の家族がマボハイ地区のロウ・サン・フラットで開いた小さな飲食店がルーツだと考えられている。ナシプス(アンチョビとサンバルで味付けした米料理)を提供する店だったが、地元で人気が高まり夜遅くまで営業するようになった[4]。呼び鈴が一般的ではなかった時代でもあり、顧客はドアをノックして料理を注文していた[2]。この店は「ナシカトク・マボハイ」として現在でも営業している[8]。