ナラヤニ県
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地理


ナラヤニ地方はヒンドゥスターン平野へと続くネパールの低地で、ヒマラヤの山脈に接する丘陵地帯やチュリア高原の南に位置する。一部に丘陵が分布し、インド国境に沿って国土の南側にテライ平原[注釈 2]の一部と内テライ平原が伸びる。主な河川はナラヤニ川と東ラプティ川が流れる。山岳地帯に降った雨水は丘陵地帯では地中深くもぐり、やがてテライ平原で地表に現われてビシャラリとガルーダに代表される湖水を潤し、湿地へと流れ出す[1]。山岳部やヒマラヤ山脈は地域外である。
この平野部を含めてナラヤニの景観構造は独特で、ヒマラヤ山脈の山すそから主にチュリア高原一帯に発する大小の河川が内テライ平原に扇状地状の体積地を築き、ヒンドゥスターン平野に近づくに連れて湿地へと遷移する[1]。一帯は動植物が豊富で、インド国境地帯など秋に野生の雄牛が丘を走る姿を見かける。
チトワン国立公園
ネパール最古の有名なチトワン国立公園(面積 932 km2)があり、ベンガルトラやインドサイが生息しアジアで最も豊かな自然保護区の1つと見なされている。南東部にパルサ国立公園(面積499 km2)が位置する。 ベンガルトラ保護区のバールミキ国立公園を加えた「チトワン-パルサ-ヴァールミキ」3箇所は包括的にベンガルトラ保全単位(TCU )に指定された。総面積2,075 km2 (801 sq mi)に沖積平野の草原と亜熱帯湿潤落葉広葉樹林が広がる[2]。このうちパルサ国立公園は保護地域に転換される以前は支配階級の狩猟場であった[1][3]。
地方自治体

左上から時計回りに■チトワン郡、■マクワンプル郡、■ロウタハト郡、■バラ郡、■パルサ郡
ナラヤニ地方には以下の5つの郡がある。
ネパール国内では繁栄している地域に数えられ、ネパール共産党の影響は比較的、受けていないとされる。また中心都市ビールガンジは国境の町としてインドとの取引市場があることから、市街の様子にも経済的な安寧が反映している。
| 郡 | 郡庁所在地 | タイプ | 州(2015年以降) |
|---|---|---|---|
| ■パルサ | ビールガンジ | テライ平原 (平原の南半分) |
第二州 |
| ■バラ | カライヤ | ||
| ■ロウタハト | ゴウル | ||
| ■チトワン(チトラン) | バラトプル | 内テライ平原 (平原の北半分) |
第三州 |
| ■マクワンプル | ヘトウラ |