ニコラス・コロン
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ロンドンに生まれる。母親からヴァイオリン、祖母からピアノの手ほどきを受けた。10代の頃からヴィオラとオルガンを弾き始め、ユースオーケストラに参加[1]。ケンブリッジ大学クレア・カレッジでオルガンを学ぶ[2]。指揮をコリン・デイヴィスに師事、マーク・エルダー、ウラディーミル・ユロフスキのアシスタントを務めた[3][4]。
オーロラ管弦楽団
2004年に、ロビン・ティチアーティと共に、ロンドンを拠点とするオーロラ管弦楽団を創設した。コロンは首席指揮者として、既存のオーケストラの枠組みにとらわれない独創的なプログラミングと独特なパフォーマンスで、この若々しいアンサンブルを世界で最も刺激的な室内オーケストラの一つへと成長させた。楽団を象徴する最大の特徴は、2014年のBBCプロムスでモーツァルトの交響曲第40番を暗譜で演奏したことに始まる。ロンドンのキングス・プレイスやサウスバンク・センターのレジデント・オーケストラとして、常にクラシック音楽の提示方法をアップデートし続けている[5][6]。
レジデンティ管弦楽団・ギュルツニッヒ管弦楽団
2016年、ハーグ・レジデンティ管弦楽団の共同常任指揮者に就任、2018年から2021年まで首席指揮者を務め、新しいコンサートホールの開館に伴うブランディングにおける役割を果たした[7][8]。2017年から2022年まではケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団の首席客演指揮者を務めた[2]。
フィンランド放送交響楽団
2021年、フィンランド放送交響楽団の首席指揮者に就任した。同楽団の90年以上の歴史の中で、フィンランド国外から招かれた初の首席指揮者となった[9]。任命の背景には、数回にわたる客演での強烈なインパクトがあり、楽団の伝統を継承しつつ、国際的な認知度をさらに高めるためのパートナーとしての資質が見出された。彼は首席就任後、シベリウスや現代フィンランド音楽の録音プロジェクトを精力的に進める一方で、英国音楽の紹介や、古楽器を活用したアプローチなど、新しい風を吹き込んでいる[10]。
オペラ・声楽
オーケストラ音楽だけでなく、オペラや声楽作品の分野でも卓越した手腕を発揮している。グラインドボーン・ツーリング・オペラ、イングリッシュ・ナショナル・オペラ、ウェールズ・ナショナル・オペラ、オールドバラ音楽祭、ケルン歌劇場などで、モーツァルト、ブリテン、そして現代オペラまでを網羅する広範なレパートリーを指揮してきた[5]。特筆すべき活動として、音楽を通常の枠組みの外へ持ち出すことに情熱を注ぎ、ヨルダン川西岸地区のラマッラーとベツレヘムで初の舞台オペラを指揮した[11]。
現代音楽への貢献と膨大なレパートリー
同世代の指揮者の中でも際立った現代音楽の擁護者として知られている。これまでに250曲以上の新作を指揮しており、その中にはウンスク・チン、ニコ・マーリー、フィリップ・グラス、コリン・マシューズ、オリヴィエ・メシアン、クシシュトフ・ペンデレツキ、マーク=アンソニー・タネジといった、現代音楽界の巨匠から次代を担う若手まで多岐にわたる作曲家の英国初演や世界初演が含まれている[12]。