ニコラ・サーラ
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サーラはトッコ・カウディオに生まれた。彼は1732年から1740年にかけて、ナポリのピエタ・デイ・トゥルキーニ音楽院において、ニコラ・ファーゴとレオナルド・レーオの下で研鑽を積んだ。彼の最初の作品と目されるのがオペラ「Vologeses」であり、1737年にローマで初演された。1745年にはレーオの跡を継いでロイヤル・チャペルの楽長職に就いた。サン・カルロ劇場で上演された彼の作品の中でも、「Zenobia」は好評を博した。彼は他にもオペラ、オラトリオ、ミサ曲、カンタータなどを作曲している。
サーラはナポリの重要な音楽指導者の1人であった。彼は母校の音楽院で47年間教鞭を執ったが、1787年には副学長に就任、さらに1793年から1799年には学長を務めた。彼の門下には多くの作曲家がおり、フェルディナンド・オルランディやアンブロジオ・ミノーヤなどがその一例である。彼は学術論文の執筆もいくつか行っており、「対位法実践の規則 Regole del contrappunto pratico」は1794年にナポリで出版された。また、彼は職務の傍ら、献身的に良質の出版譜の収集に努めた[1]。彼はナポリで没している。
近年、彼の作品がベネヴェントの音楽院で発見された。ナポリ、ローマ、パリの大学の古文書解読者とラテン語学者の協力により、毎年彼のオペラやオラトリオが上演されている。