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いくつかの名詞は、必ず所有関係を示す必要があり、典型的には「譲渡不可能な所有(不可分所有)」を表す名詞である。これらの名詞は、所有者の人称・数を標示する所有接尾辞を伴う。
一方、所有が任意である名詞については、所有代名詞が「所有類別詞(possessive classifier)」に付加される。この類別詞は、所有される名詞が「食べるためのもの」であるか「飲むためのもの」であるかによって異なる形を取る。
動詞は、主語と目的語の両方の人称および数によって標示される。主語接頭辞は明示的な(文中に現れる)項と共起するが、目的語接尾辞はそうではない。非現実(irrealis)標識は適切な文脈において主語接頭辞の後に現れるが、1人称単数標識の場合にはそれと融合して抱合的形態素(portmanteau morpheme)を形成する。
この言語には、自動詞的状態動詞(intransitive stative verb)と区別できる形容詞の語類は存在しない。自動詞的状態動詞は名詞句の内部に現れることも、述語として機能することもある。
独立代名詞、および動詞や被所有名詞に現れる代名詞標識は、人称(三人称までの区別)、数(単数・複数)を標示し、さらに一人称複数において包括形/除外形(inclusive / exclusive)の区別を行う。
いくつかの前置詞は、動詞が目的語を標示するのと同じ目的語接尾辞をとって補語を標示するが、そうでないものもある。/te/は補文節および関係節の従属接続詞として用いられるが、副詞節を標示する場合には他の語と結合する。目的を表す副詞節では目的を示す前置詞と結合し、時間を表す副詞節では別の前置詞ではない語と結合する[3]。