ネッタイシマカ
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| ネッタイシマカ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ヒトから吸血するネッタイシマカ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Aedes (Stegomyia) aegypti Linnaeus in Hasselquist, 1762 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ネッタイシマカ(熱帯縞蚊) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| yellow fever mosquito | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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赤色は、ネッタイシマカが生息しておりデング熱が発生している地域。水色は、ネッタイシマカの生息域。2006年。 |
ネッタイシマカ(熱帯縞蚊、学名:Aedes (Stegomyia) aegypti)は、一般にヤブカとも呼ばれるヤブカ属の吸血性のカの1種。吸血する際の唾液で黄熱、デング熱、ジカ熱などの感染症を媒介する衛生害虫である。
翅長約3mm。黒褐色で、中胸背中央に2本の縦すじがあり、側方には前方で丸く湾曲する明瞭な銀白色斑を持つ[1]。シマカ類のうちネッタイシマカは正中条を持たず、一対の亜正中条(一対の細い縦筋)を持つ点で他種と判別できる[2]。
成虫の飛行範囲は100メートル程度と比較的狭く[3]、活動範囲は人家周辺に限られ、家屋伝いに飛び回り、屋内に侵入して住民から吸血する。日中から夕方にかけて刺すことが多く、薄暗い倉庫や机の下など、24時間活動できる[4]。 気温27 - 30°C、湿度70 - 90%本種に好適であり、吸血も気温が21°C以上になる昼間に行われる。1回に50-120個の卵を、吸血してから5 - 7日後に産み、卵は3日で孵化する。卵は乾燥に耐える力があり、乾燥して半年後でも再び水に触れれば孵化が可能である。幼虫は人家周辺にある、水が溜まった桶や水槽、バケツから、空き缶、竹の切り株、古タイヤ[3]まで、あらゆる小さな水たまりで生育できるため、生活環境に多く発生する。幼虫発育は27°Cで1週間、22°Cでは2か月くらいかかる。蛹は2 - 4日で羽化して成虫となる[1]。