ネロ・ウルフ賞
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ウルフ・パック(The Wolfe Pack)は、レックス・スタウトが生み出した名探偵ネロ・ウルフと彼の助手アーチー・グッドウィンが登場する73の小説について調査・探求し、議論を深め楽しむために設立された組織。
ウルフ・ファンが初めて集ったのは、1969年にアメリカの出版社ヴァイキング・プレスが開催した「新ネロ・ウルフ・コンテスト」(Mammoth New Nero Wolfe Contest) であった。コンテストの詳細は『ニューヨーク・タイムズ』のブック・レビューに掲載されたシャーロック・ホームズの研究者ウィリアム・S・ベアリング=グールドの著書"Nero Wolfe of West 35th Street" の広告欄でも報じられた。ネロ・ウルフ・シリーズに関する簡単な質問に正解した参加者は多くいたが、ヴァイキング・プレスがこのイベントを続ける気がないことを知り、参加者の一人であるエレン・クリーガーという女性はひどく落胆した。それから4年後、スタウトの伝記作成に取り組んでいたジョン・マクアリア教授が、コンテスト参加者の名簿を入手し、クリーガーを含む数名と手紙のやり取りをし、手紙から伝わるクリーガーの喜びを見て取った教授が、ネロ・ウルフのファンの団体を「ウルフ・パック」と名付けることを提案した。1977年、マーダー・インク書店がマクアリア教授が著したスタウトの伝記の出版を祝ってディナーを開催した。その席で、団体の設立に関するアンケートが配布され、1978年6月6日、クリーガーを含む6名のファンが初対面し、ウルフ・パックは正式に誕生した。初代ウェロアンス[2](概ね、「会長」の意)にはクリーガーが就任した。会員数は約500名。年に2回、会報を発行している。