ノミを探す女性
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| イタリア語: Cercatrice di pulci 英語: Woman Searching for Fleas | |
| 作者 | ジュゼッペ・マリア・クレスピ |
|---|---|
| 製作年 | 1707-1709年ごろ |
| 種類 | 銅板上に油彩 |
| 寸法 | 28 cm × 24 cm (11 in × 9.4 in) |
| 所蔵 | ウフィツィ美術館、フィレンツェ |
『ノミを探す女性』(ノミをさがすじょせい、伊: Cercatrice di pulci, 英: Woman Searching for Fleas)、または『ノミ』(伊: La pulce, 英: The Flea)、または『ベッドから出ている女性』(べっどからでているじょせい、伊: Donna che si alza dal letto, 英: Woman Getting out of Bed)は、ボローニャ派の17-18世紀の画家ジュゼッペ・マリア・クレスピが1710-1730年に銅板上に油彩で制作した風俗画である。現在、フィレンツェのウフィツィ美術館に所蔵されている[1]。この絵画同様、トスカーナ大公の衣裳部屋に由来する、ピサの王宮美術館所蔵の作品を含め何点かの別ヴァージョンが現存している[2]。

窓枠に貼られた油紙から乳白色の光が女性の部屋に注いでいる。服が部屋のあちこちに散乱している。いくつかの家事の道具と洗濯物が剥き出しの壁を背に横棒に掛けられており、残りのわずかな物は個人的な品々である。この部屋に住む女中か召使の美しい女性はベッドの端に腰かけ、シュミーズだけを身に着けている。彼女は、おそらく胸の上にいるノミを探すことに集中しており、丸い膝、ふっくらとした腕、形のいい肩を露わにしている[1]。
場面の親密な雰囲気と静物の描写は、後の18世紀後半の趣味に典型的となる主題、すなわち「気づかれることなく覗き見られた無垢さ」というものを先駆けている[1]。ベッドの端にいる小さな犬、化粧品の入った瓶の横にあるバラの活けられた花瓶などは寓意的な考察を促すものの、それらは女性がヴィーナスであるこを真に意味しているわけではない。「覗き穴から見られた情景」という設定により、場面をどう解釈するかは鑑賞者次第である[1]。
美術史家たちには、本作が単独の作品であるのか、それともロベルト・ロンギが主張したように[3]、日常生活の場面を表す油彩銅板画連作のうちの1点であるのか判然としていない。ちなみに、パリのルーヴル美術館には、本作とは異なる構図のキャンバス画『ノミを探す女性』が収蔵されている[4]。