ハドロッコサウルス
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| ハドロッコサウルス | ||||||||||||||||||||||||
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ハドロッコサウルス・ブラディのホロタイプ標本UCMP 36199 | ||||||||||||||||||||||||
| 地質時代 | ||||||||||||||||||||||||
| 中期三畳紀アニシアン期 | ||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||
| Hadrokkosaurus Welles, 1957 | ||||||||||||||||||||||||
| タイプ種 | ||||||||||||||||||||||||
| Hadrokkosaurus bradyi (Welles, 1947) |
ハドロッコサウルス[1](学名:Hadrokkosaurus)は、中期三畳紀に生息した、分椎目ブラキオプス上科に属する両生類の属[2]。タイプ種ハドロッコサウルス・ブラディ[1](Hadrokkosaurus bradyi)のみが知られる単型の属である[2]。中部三畳系最下部にあたるアニシアン階のモエンコピ層をタイプ層準とする[2]。
カリフォルニア大学古生物学博物館に所蔵されているハドロッコサウルス・ブラディのホロタイプ標本UCMP 36199はほぼ完全な右の下顎である[2]。具体的にホロタイプ標本を構成する骨は歯骨・後夾板骨・板状骨・角骨・上角骨・前関節骨からなり、また歯骨に生える歯を伴う[2]。下顎のうち保存されていない骨は関節骨のみである[3]。当該化石の発見地はアメリカ合衆国アリゾナ州のココニノ郡であった[2]。中期三畳紀の最前期にあたるアニシアン期の地層であるモエンコピ層Holbrook部層から産出しており、産出層準の岩相はチャネル堆積物が固結した砂岩であった[2][3]。
ホロタイプ標本に基づき1947年にサミュエル・ポール・ウェレスはTaphrognathus bradyiを新属新種として命名したが、この属名は既にコノドントの属が先取権を有していた[2]。ウェレスは1957年に新属Hadrokkosaurusを命名した[2]。

1969年に報告されたほぼ完全な分椎類の頭骨[注 1]もまたハドロッコサウルスに分類されていたが、1986年以降この分類は疑問視されている[2]。頭骨標本はホロタイプ標本の顎よりも1.5倍程度大きいのに対し、歯が相対的に小型であった[2]。また両標本は同じくアリゾナ州に分布するモエンコピ層のHolbrook部層から産出したものであったが、産地が約160キロメートル離れていた[2][3]。頭骨標本はWarren and Marsicano (2000)により新設されたVigilius属に再分類され、新属新種Vigilius wellesiと命名された[4]。
この他にも同館が所蔵する複数の下顎およびその断片化石がハドロッコサウルスの参照標本とされていたが、そのうちのいくつかはハドロッコサウルス属でない可能性が指摘されていた[2]。Calvin Soによる2025年の博士論文では、右歯骨の前部UCMP 36200、部分的な右歯骨UCMP 36201、部分的な左歯骨UCMP 36203、部分的な左前関節骨UCMP 36205、部分的な左前関節骨UCMP 36836、左前関節骨UCMP 36837、右上角骨UCMP 36838が参照標本として扱われている[3]。