ハバティ

From Wikipedia, the free encyclopedia

別名 クリームハバティ, flødehavarti
原料 ウシ
原産国 デンマーク
ハバティ
別名 クリームハバティ, flødehavarti
原料 ウシ
原産国 デンマーク
デンマーク首都地域
ウーヴェルー英語版
脂肪分 38
表皮 セミソフト
熟成 3か月
呼称統制 Havarti PGI (Oct. 2019)[1]
テンプレートを表示

ハバティ(オランダ語発音[hæˈvɑːtsʰi])、またはクリーム・ハバティ(オランダ語:flødehavarti)は、デンマーク産のセミソフトチーズで、牛乳から作られる。スライスやグリル、溶かして用いられる[2]

ハバティは、以前はドイツのティルジットチーズにちなんで「デンマーク・ティルジター」と呼ばれていた[3]。デンマークでの生産は1921年[4]に始まり、1952年に「ハバティ」と命名された。これはホルテ近郊にあるハバティゴールデン(Havartigården)にちなんだもので、そこでは19世紀にハンネ・ニールセンがチーズ製造に従事していた[5]。他のチーズとともに、ニールセンはキャラウェイ入りのティルジットチーズクリスチャン9世に献上していた[3]

一部の資料、たとえば『オックスフォード・チーズ事典』では、ニールセンがハバティチーズを発明したとされている[6][7][8]。 しかし、デンマーク人名事典は、現在のハバティはニールセンの製法に基づいていないとしている[9]

元来のハバティと、現在の「クリーム・ハバティ(フレーデハバティ)」は異なるものである[10]。後者は高温殺菌された牛乳から作られ、通常の製造工程で除去されるはずの乳清タンパク質がカード中に残る。これにより歩留まりは向上するが、風味や食感は変わる。また、乳清タンパク質が熟成中に風味や見た目に問題を引き起こすため、クリーム・ハバティはほとんど熟成されない。

説明

ハバティは他の多くのチーズと同様、レンネットを加えてミルクを凝固させて作られる。カードはチーズ型に詰められて水分を抜かれ、その後熟成される。

伝統的なハバティは「スマー・ラインドチーズ」であったが、現代のクリーム・ハバティはそうではない[10]。ハバティは洗カードチーズであり、その製法が穏やかな風味をもたらす。内部熟成型で、外皮がなく、表面は滑らかでやや光沢があり、クリーム色から黄色までの色合いを持つ。内部には小さく不規則なアイ(チーズの穴)が散らばっている。

ハバティはバターのような香りがあり、強めの品種ではやや辛口になることもある。味はバターのようで、やや〜非常に甘く、わずかに酸味がある。その味わいはモッツァレラに似ている。通常は約3か月熟成され、長期熟成すると塩味が強くなり、ヘーゼルナッツのような風味を持つ。室温に置くとすぐに柔らかくなる傾向がある。

ハバティには香味付きのバリエーションも存在する。

製品

2013年にはデンマークで18,900メートルトンが生産された[10]。 2019年時点では、年間17,000メートルトンが生産され、そのうち3,000〜4,000メートルトンがデンマーク国内で消費された[1]

2015年にはアメリカのウィスコンシン州で17,700メートルトン、カナダで7,400メートルトンが生産された。2018年にはそれぞれ18,400メートルトンと7,500メートルトンに増加した[10]

世界全体の生産量のうち、デンマーク産は半分未満である[11]。他のEU加盟国の主要生産国にはドイツスペインがある[1]。国際的には、アメリカ合衆国カナダが主要生産国であり、他にフィンランドポーランドフランスオーストラリアニュージーランドなども生産を行っている[10][11]

アメリカでは、圧倒的にウィスコンシン州が主な生産地であり、他にカリフォルニア州イリノイ州アイオワ州ミシガン州ミネソタ州ニューヨーク州オハイオ州オレゴン州ペンシルベニア州バーモント州ワシントン州でも生産されている[10]

アーラ・フーズは、アメリカ市場向けにウィスコンシン州で、同州のミルクを使用してこのチーズを生産している[10][11]

ハバティは2019年時点で、コーデックス・アリメンタリウスに登録されている12種のチーズのうちの1つである[10]

消費

ハバティは、デンマークで定番の食品として広く消費されている[11]

成分

1切れ28gあたり:

論争

関連項目

参考文献

Related Articles

Wikiwand AI