ハリー・グレイ
From Wikipedia, the free encyclopedia
| ハリー・バーカス・グレイ Harry Barkus Gray | |
|---|---|
|
ハリー・グレイ(2013) | |
| 生誕 |
1935年11月14日(89歳) |
| 国籍 |
|
| 研究分野 | 化学 |
| 研究機関 |
コロンビア大学 カリフォルニア工科大学 |
| 出身校 |
西ケンタッキー大学 ノースウェスタン大学 |
| 博士課程 指導教員 | フレッド・バソロ |
| 主な指導学生 | チャールズ・リーバー |
| 主な業績 |
生物無機化学 電子移動反応化学 光化学 |
| 主な受賞歴 |
プリーストリー賞(1991) ウルフ賞化学部門(2004) ウェルチ化学賞(2009) |
| プロジェクト:人物伝 | |
ハリー・グレイ(Harry Barkus Gray、1935年11月14日 - )は、アメリカ合衆国の化学者である。カリフォルニア工科大学の化学の教授である[1]。
研究
グレイの研究範囲は、複数領域の広い範囲にまたがり、無機化学、生化学、生物物理学、生物無機化学等に及ぶ。これらの研究テーマは電子移動反応によって繋がっている。
過去20年に渡って、グレイらは無機の酸化還元剤でラベルした金属タンパク質中での長距離の電子転移反応の反応速度を測定してきた。現在は、タンパク質ラジカルの中間体がどのように長距離の電子転移を加速するかの解明を目的としている。ルビジウム、オスミウム、レニウムで修飾したヒ酸塩還元酵素等の結晶中での電子転移速度を測定する新しい手法が開発された。この手法では光増感剤を結晶に結合させ、生化学的な反応のダイナミクスを研究する新しい強力なツールとなった。
受賞歴
- 1970年 ACS純粋化学賞
- 1978年 ACS無機化学賞
- 1979年 レムセン賞
- 1984年 センテナリー賞
- 1986年 ライナス・ポーリング賞
- 1990年 アメリカ化学者協会ゴールドメダル
- 1991年 プリーストリー賞
- 1992年 ウィラード・ギブズ賞
- 2000年 ハーヴェイ賞
- 2003年 米国科学アカデミー賞化学部門、ウィリアム・H・ニコルズ賞
- 2004年 ウルフ賞化学部門、ベンジャミン・フランクリン・メダル
- 2009年 ウェルチ化学賞
- 2018年 F・A・コットン・メダル
ウルフ賞
2004年、グレイは「生物無機化学の草分けとしての働き、タンパク質の構造とタンパク質中の長距離電子移動の新奇な原理の解明に対する貢献」に対してウルフ賞化学部門を受賞した[2][3]。
グレイは、金属錯体の化学結合、無機反応の機構、無機化合物の分光学や磁気化学等に対しても大きな貢献をした。彼の、最初の三方晶系プリズムの研究はそのようなものの1つである。中でも最も重要な仕事は、化学と生物の学際にある。生物無機化学の草分けとして、彼は生体中での原子レベルの電子伝達の解明など、多くの重要な貢献を行った[4]。